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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり

14 初めての来宅
「カニっ、お届けにまいりましたぁ」
ドキドキ…
その姿がまたかわいいのだ…
本当に天使の微笑みだわ…
そしてそう戯けている美冴さんの脚元には、白い発泡スチロールの箱が二つ置いてあった。
「あ、ありがとう…」
わたしはとりあえずそう呟く。
「こっちがカニで、こっちが海鮮系ですぅ…
沢山買ってきてきちゃいましたぁ」
「あ、うん、は、はい…」
わたしはそう返事をしながら周りを見渡す。
この発泡スチロールの箱は意外に大きい…
美冴さん一人では運べない。
わたしは美冴さんと一緒にいた筈の存在が気になり、周りに視線を泳がせていく。
「あ、はい、うん…
実は一昨夜に話した元カレと一緒でした…
でももう帰しましたよ」
と、美冴さんはわたしの視線の意味を察知し、そう言ってきたのである。
「あら、そうなの、残念だわぁ」
そう…
その元カレを是非とも見たかったのだ。
この美しい美冴さんの元カレは、一体どんな男なのだろうか?…
わたしは興味津々であったのである。
「恥ずかしいから、ソッコー帰しましたよぉ」
と、苦笑いしてくる。
「それは残念…
あ、とりあえずどうぞ…」
わたしはそう返して、そして発泡スチロールの箱を一つ持ちながらエントランスのロックを解除し、エレベーターに案内する。
「どうぞ…」
「うわぁ、でも、すごいマンションですねぇ」
すると美冴さんはもう一つの発泡スチロールの箱を持ちながら、エレベーターに乗り、そう言ってきたのだ。
「え、あ、うん…
でも、離婚の慰謝料代わりに貰ったマンションだから…」
「はぁ、そうなんですかぁ…
でも、それにしてもすごいマンションですよ…
わたし、さっき、到着した時に思わず見上げちゃいましたもん…」
チン…
美冴さんがそう言ってる間にエレベーターは25階に到着した。
2511号…
「じゃあ、どうぞ…」
ついにわたしのウチに、家に、初めてお友達という存在が来宅したのだ…
それも…
愛しい存在といえる…
いや、憧れの存在といえる蒼井美冴さんが来宅したのだ…
ドキドキ…
高鳴りが止まらない…
そして…
ワクワク…
何かの…
期待の、いや、妖しい昂ぶりが…
心を秘かに震わせてきていた…
「カニっ、お届けにまいりましたぁ」
ドキドキ…
その姿がまたかわいいのだ…
本当に天使の微笑みだわ…
そしてそう戯けている美冴さんの脚元には、白い発泡スチロールの箱が二つ置いてあった。
「あ、ありがとう…」
わたしはとりあえずそう呟く。
「こっちがカニで、こっちが海鮮系ですぅ…
沢山買ってきてきちゃいましたぁ」
「あ、うん、は、はい…」
わたしはそう返事をしながら周りを見渡す。
この発泡スチロールの箱は意外に大きい…
美冴さん一人では運べない。
わたしは美冴さんと一緒にいた筈の存在が気になり、周りに視線を泳がせていく。
「あ、はい、うん…
実は一昨夜に話した元カレと一緒でした…
でももう帰しましたよ」
と、美冴さんはわたしの視線の意味を察知し、そう言ってきたのである。
「あら、そうなの、残念だわぁ」
そう…
その元カレを是非とも見たかったのだ。
この美しい美冴さんの元カレは、一体どんな男なのだろうか?…
わたしは興味津々であったのである。
「恥ずかしいから、ソッコー帰しましたよぉ」
と、苦笑いしてくる。
「それは残念…
あ、とりあえずどうぞ…」
わたしはそう返して、そして発泡スチロールの箱を一つ持ちながらエントランスのロックを解除し、エレベーターに案内する。
「どうぞ…」
「うわぁ、でも、すごいマンションですねぇ」
すると美冴さんはもう一つの発泡スチロールの箱を持ちながら、エレベーターに乗り、そう言ってきたのだ。
「え、あ、うん…
でも、離婚の慰謝料代わりに貰ったマンションだから…」
「はぁ、そうなんですかぁ…
でも、それにしてもすごいマンションですよ…
わたし、さっき、到着した時に思わず見上げちゃいましたもん…」
チン…
美冴さんがそう言ってる間にエレベーターは25階に到着した。
2511号…
「じゃあ、どうぞ…」
ついにわたしのウチに、家に、初めてお友達という存在が来宅したのだ…
それも…
愛しい存在といえる…
いや、憧れの存在といえる蒼井美冴さんが来宅したのだ…
ドキドキ…
高鳴りが止まらない…
そして…
ワクワク…
何かの…
期待の、いや、妖しい昂ぶりが…
心を秘かに震わせてきていた…

