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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9     美冴とゆかり
 45 女子トーク(6)
 
「そう…そういえば、その…
 あ、あのぉ、その元カレとは?…」
 わたしは、一昨夜、昨夜の美冴さんと元カレの事を訊いていく。

「えっ?」
 すると、美冴さんは問い直してきた。
 だからわたしはニコリと笑って頷いたのだ。

「ほらぁ、さっきまでいたカレがぁ、一昨夜の元カレなんでしょう?」
 実はさっきからずうっとその事が訊きたくて、聞きたくて、仕方なかったのである。

「えっ、あ、うん…
 そうなんですけどぉ…
 うーんと……ねぇ………」
 美冴さんは、そう言い淀む。

 そんな美冴さんの様子に、わたしはゲスな想いが湧いてきてしまうのだ…

 もしかして…

 もしか、なのか?…


「いくつの方なの?」
 と、わたしはワクワクしながら訊いてしまう。

 もしかして?…

「え、あ、うん…」

 うわぁ、間違いないわ…


「その感じはぁ、年上じゃなさそうよねぇ…
 いつくらいの元カレなの?………」
 
 やっぱりそうなのか?…
 
 まさかの、年下なのか?…

 わたしの妄想が、どんどんと高まってくる。

「あの亡くなった元彼さんのぉ、お墓参りに一緒に行ったのよねぇ…
 でも、美冴さんはそのあとはアレだからぁ…」

 そう、その後の美冴さんは、ショックと傷心から『黒い女』となったのだ…

 だから、その亡くなった元彼とのお付き合いの前の筈なのだから…

 やっぱり…

 まさかの?…



「え、まさか、アレなのぉ?」
 思わず、そんなわたしのゲスな妄想が言葉に漏れてしまった。

「じゃ、じゃぁ、まさかの……」
 そして、思わず呟く。


「はい……
 いわゆる不倫ですね…」
 すると美冴さんは意を決したかの様な目をして、そう言ってきたのである。

「ええっ、不倫なんだぁっ」
 わたしは一気にハイテンションに高まってしまった。

 やっぱり…

 まさか、まさかの…

 不倫だった…

 ドキドキ…

 ワクワク…

 心が一気にハイテンションになってしまう。




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