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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4     律子とゆかり
 25 緩衝材…

「あ、ゆかり室長、みんなに説明しておきましたぁ」
 準備室として間借りしている会議室に戻ると、そう越前屋さんが言ってきた。

 本当にこの明るい朗らかさには心が軽くなるようである…

「うんありがとうね…
 あ、そうだ、あのね…」
 そしてわたしはさっきのコールセンター部の三人の営業課員達を明後日の懇親会兼決起飲み会に誘った旨を話す…
「はぁぃ、では三人追加ですね」
 と、また再び明るく朗らかに返事をしてくる。

「まだまだぁ、余裕で座席スペースありますから、問題ないですよぉ」
 この『新プロジェクト企画』メンバー全25名の全員参加のコールセンター部営業課員3人の合計28人参加となるらしい。

「おばさんは40人は余裕でいけるって云ってましたからぁ」
 そう、今回の飲み会は越前屋さんのおばさんが営業している居酒屋で行う予定に決めていた。

「うん、ホント助かるわぁ」
「いえいえ、おばさんも大喜びしてますからぁ」

「そう云ってもらえれば嬉しいわ、あ、そうだ…
 そういえば今夜ウチに来るのよね?」
 そうなのだ、今朝、話しの流れで越前屋さんがウチに泊まりに来る事になっていたのであった…
 それは昨夜、新たにルームメイトとなった伊藤敦子との予想だにしなかったビアンに著しく揺れた心の不惑を、そしてまた今夜彼女と二人になる夜を防ぐ為の思いの流れからである。

 そして昨夜のビアンの不惑な揺らぎは、美冴さんに簡単に読まれてしまう位にわたしは激しく揺らぎ、動揺をしてしまっていた…
 だからせめて、二日目の夜位は、いや、少し心と気持ちの整理をする為にもこの越前屋さんという明るい存在感に泊まりに来てもらって、わたしと伊藤敦子との二人の緩衝材になって欲しいのだ。

「はーい、お邪魔したいですぅ」

「じゃあさぁ、夕食を兼ねてまた今夜もおばさまのお店に行こうか?」
 と、提案しすると…
「はい、いいですねぇ、そうしましょう、じゃ、早速あっちんに伝えておきますねぇ」


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