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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4     律子とゆかり
 26 快感に溺れ、沈み…

「じゃあさぁ、夕食を兼ねてまた今夜もおばさまのお店に行こうか?」
 と、提案しすると…
「はい、いいですねぇ、そうしましょう、じゃ、早速あっちんに伝えておきますねぇ」
 そう明るく返してくる。

 あっちん…
 それは伊藤敦子に対する越前屋さんの呼び名。

 とりあえずこれで今夜は二人切りの夜を避けられる…
 この伊藤敦子との突然のビアンの関係についても、わたしの新たな悩み、いや、心の揺らぎの問題の一つとなってしまっていた。

 なぜなら昨夜体験してしまったあの禁断のビアンの快感は…
 心もカラダも蕩け、溶ろけ、融ろけてしまうほどの強い快感であったから。

 だから…
 あの敦子による甘く、禁断なビアンの誘惑の迷宮に陥ってしまいそうであるから。

 なぜならば過去のあの『黒歴史』を振り返っても…
 わたしはこんな甘い蜜の如くの誘惑には完全に弱いから。

 簡単に堕ちて、陥ってしまうのは明白だから…
 だからその為にも冷静にこれからの彼女との関係を考える時間が少しでも欲しいから。

 じゃないとわたしは、その禁断のビアンの快感の誘惑に簡単に流され、溺れ、沈みそうであるから…

 その位に昨夜のあの敦子によるビアンの愛撫は強烈な快感であったから…

 そしてわたしは…
 いや、わたしの心は誘惑には物凄く弱いから…
 

 
 
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