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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1 佐々木ゆかり
14 はみ出る…
「わたしは、大丈夫ですから…ね……」
「あ、あつこぉ……」
「だって、もう、一緒なんですから…」
「あ…うん……」
そう…
もう、わたしと敦子は一緒…
一緒に住んでいるんだ。
「あつこぉ…」
今度は、わたしが、敦子を、愛したい……
わたしは、見つめ、唇を寄せていく。
「…………」
あっ…
そうか、だからか…
寂しくないからか…
そう、もう、心には、敦子が住んでいるから、寂しくなんかないから…
こうして、心を埋めてくれるから―――
美冴さんとの夜は…
彼の、GW不在の、寂しさからの…
傷の舐め合い、慰め合いだった。
でも、この敦子は…
初めて見た夜から、わたしの心の中に住み…
もう三日前から、リアルに、一緒に住んでいる。
そして、敦子は、どうやら『黒歴史』時代のわたしを、知っている…
つまり、わたしのコンプレックスを知り…
理解してくれ…
それら、すべてを愛してくれているのだ。
つまり…
隙間だけではなく…
心の穴までをも、埋めてくれていた。
だから、あの時…
松下秘書の、シャネルの香り…
間違いない、不貞の事実を知った瞬間でも…
ショックは受けても…
絶望感には、墜ちなかったのだろう。
だから、もう彼、浩一さんは、既に、わたしの心からは、はみ出てしまっていたと、思われるのだ…
もちろん、まだ、彼を、愛している―――
だけど…
一緒に、住んだ時点で、気付かないままに、彼と、敦子の比重が変わってしまっていたのだと、思われる。
だから、あの対峙の時…
壊滅的な衝撃はなく…
ほんの少しの絶望感なだけで…
すぐに、敦子の姿に昂ぶったのだろう。
心の比重が、変わってしまったのだ―――
「ひめぇ……」
「あ…」
わたしは、敦子を見つめながら、そんな、心の葛藤を巡らせてしまっていた…
「あ、ううん…」
「………」
「敦子…わたしも……愛している………」
そう、わたしも、敦子を…
愛しているかも…
いや、愛しているだろう…
それに、ビアンという、罪悪感もないほどに、愛している―――
もう、はみ出していたんだ…
そして、もう…
敦子の方が…
重くなって、しまっているんだ―――
「わたしは、大丈夫ですから…ね……」
「あ、あつこぉ……」
「だって、もう、一緒なんですから…」
「あ…うん……」
そう…
もう、わたしと敦子は一緒…
一緒に住んでいるんだ。
「あつこぉ…」
今度は、わたしが、敦子を、愛したい……
わたしは、見つめ、唇を寄せていく。
「…………」
あっ…
そうか、だからか…
寂しくないからか…
そう、もう、心には、敦子が住んでいるから、寂しくなんかないから…
こうして、心を埋めてくれるから―――
美冴さんとの夜は…
彼の、GW不在の、寂しさからの…
傷の舐め合い、慰め合いだった。
でも、この敦子は…
初めて見た夜から、わたしの心の中に住み…
もう三日前から、リアルに、一緒に住んでいる。
そして、敦子は、どうやら『黒歴史』時代のわたしを、知っている…
つまり、わたしのコンプレックスを知り…
理解してくれ…
それら、すべてを愛してくれているのだ。
つまり…
隙間だけではなく…
心の穴までをも、埋めてくれていた。
だから、あの時…
松下秘書の、シャネルの香り…
間違いない、不貞の事実を知った瞬間でも…
ショックは受けても…
絶望感には、墜ちなかったのだろう。
だから、もう彼、浩一さんは、既に、わたしの心からは、はみ出てしまっていたと、思われるのだ…
もちろん、まだ、彼を、愛している―――
だけど…
一緒に、住んだ時点で、気付かないままに、彼と、敦子の比重が変わってしまっていたのだと、思われる。
だから、あの対峙の時…
壊滅的な衝撃はなく…
ほんの少しの絶望感なだけで…
すぐに、敦子の姿に昂ぶったのだろう。
心の比重が、変わってしまったのだ―――
「ひめぇ……」
「あ…」
わたしは、敦子を見つめながら、そんな、心の葛藤を巡らせてしまっていた…
「あ、ううん…」
「………」
「敦子…わたしも……愛している………」
そう、わたしも、敦子を…
愛しているかも…
いや、愛しているだろう…
それに、ビアンという、罪悪感もないほどに、愛している―――
もう、はみ出していたんだ…
そして、もう…
敦子の方が…
重くなって、しまっているんだ―――

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