この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1        佐々木ゆかり
 57 蒼井美冴(1)

「…でしょう、松下さんもさぁ、わたしとお話ししたいわよねぇ…
 ねぇ、色々とね…」
 
 わたしは、松下秘書を誘う――

「あ、は、はい…」
 すると、一瞬、目を泳がせたのだが…
 次には、わたしを見つめ、そう応えた。

 そんな彼女の目からは…
 わたしへの興味津々の光が宿って見えた。

 興味津々…
 どうやら、ちゃんと食いついてくれたみたい。

『わたしも…ね…』
『知ってるのはわたしだけ…』
 …に、対する思いであろう。

 それは、わたしからしたら…
 彼女に対して撒いた餌であるから。

 そして、彼女は、見事に、その餌に食いついてくれた――

 それでよい…
 だってわたしは、彼、大原常務と、佐々木ゆかりさんの二人に対して…
『なんとかするから…』
 と、明言してしまったのだから。

「彼、あ、大原常務サマは直帰で…
 佐々木ゆかりさんは、皆とカラオケ二次会でぇ…
 だから、松下さんは、わたしと二人でさぁ…」
 わたしは、そう彼女に、思わせぶりに言い…

「二人でね、ちょっと付き合ってよね」

「あ…は、はい」
 
 わたしはこうして、松下さんを誘う――

 まずは、とにかく、今夜は、松下さんと彼、大原常務を引き離す事が最優先…

 そして、ゆかりさんと彼を二人にして、ゆかりさんなりに…
 いや、彼もそうだ…
 二人で、腹を割って、納得行くまで話して欲しい。

 それには、わたしが、この松下秘書をしっかりとキープする事が、何より一番重要なのであったから――

「わたしね…松下さんと話してみたいなぁってさぁ…」
 これは、本音であった。

「あ…は、はい、わ、わたしもです」

「あら、そう、ならよかったわ」

「はい…」

「じゃぁさぁ、この後、付き合ってね…」

 わたしは、彼女を連れて…
 アソコに行こうと思っていた。

 そう『波道』へ…

 アソコなら、わたしは、本当のわたしになれるから―――

「松下さんを連れて行きたいお店があるのよ…」

「あ、はい……」

 だけど…
 ひとつだけ、ずうっと、わたしの心の奥底で…
 秘かに蠢いている想いが…

 そう、それは、蠢く翳…が、あった。


/3072ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ