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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1        佐々木ゆかり
 72 大原浩一(5)

「こ、浩一さんの……が…欲しいの………」

 ストッキングの爪先に力を籠めて、そう囁きながら股間を擦ってきたゆかりの愛撫に…
 私は…
 焦ってしまった――

「え、あ、ゆ、ゆかりぃ…」
 私は、ストッキングの右脚を愛でているのを止め、顔を上げ、ゆかりの左脚の爪先の感触に思わずビクッとカラダを震わせてしまい、そう呟いた。

 続けて…
「あ、アナタの…こ、コレが…欲しいの…」
 そのゆかりの声に、心を揺らがせ…

「あ、う、うん…」
 思わず自分の声が震え、裏返るのを自覚をし、焦ってしまう。

「こ、コレが……」

 だけど、そう、私自身のコレが…
 怒張が…
 いつもの様な固さとは違い…
 それは、いわゆる六分勃ち程度の固さといえ…
 
「あ、うん」
 決していつもの様な、ギンギンの昂ぶりとはいえず…
 それは、なんとなく、伝わってしまったみたいで…

「……」
 一瞬、ゆかりの目が曇ったみたい――

「あっ、やっ、んっ」

 だから私は、咄嗟に誤魔化す意味でも…

 ゆかりの両脚をギュッと掴み、グイッと広げ…
「ゆ、ゆかりっ」

「や、ん、んんっ」
 一気にスカートを捲り上げ、股間を露にし…

「あん、や、こ、浩一さぁん…」
 
「ゆ、ゆかりぃっ」

「あ、あ、い、やぁんっ……」
 
 そのぐっしょりと、匂い立つかの様に濡らした股間に…
 自らの顔を押し付けていった。

 ここ最近、いや、この一週間もそう…
 とにかく私は…
 ヤリ過ぎなのだ――

 特に一昨日と昨日は、律子への愛情の確信をしてしまう程に、愛してしまい…

 そして、昨夜、美冴と…

 不思議な因果の導きともいえる流れとはいえたのだが…
 結果、お互いが壊れてしまう程に貪り、激しく何度も愛し合ってしまった。

 それが、今、こうして今夜のゆかりとの逢瀬へと通じてはいるのだが…

 さすがに、もう、肉体的には限界といえるのだ――

 いや、肉体的だけではないかも…

 それは、さっきの、大好きな筈の、ゆかりのストッキングへの、昂ぶり切れない想いも然りといえ…

 だから、とりあえず、自業自得ではあるのだが…
 こうして、この心身の不安を誤魔化すしかなかったのである――


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