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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1        佐々木ゆかり
 73 大原浩一(6)

 そして、大好きで、魅力的で堪らなかったゆかりのストッキングに対して…
 この今の、昂ぶり切れない想いにも、焦ってもいたのである。

 つい二か月前迄は、そのゆかりの脚線美からの、ストッキングの艶やかな美しい煌めきに、堪らずに、心を奮わせ、震わせ、萌え、昂ぶらせてきていた筈なのに――

 今、気付くと…
 いつの間にかに、美冴、律子に次いでゆかりがいるという――
 そんな自覚にも愕然とし、焦燥の思いに陥ってしまっていた。

 決してゆかりが劣っている訳ではない…
 二人のストッキング脚の魅力が、あまりにも凌駕しているのだ――

 昨日、昨夜、改めて分かったこと…

 美冴のストッキングは、彼女自身の自尊心そのもの――
 律子は自分自身の象徴であり、私への愛の証し――

 だけど、ゆかりのストッキングは…
 自らの脚を、より美しく、艶やかに魅き立たせる為のアイテムでしかなく…
 決して二人の様な、自身の想いを投影し、そのものの象徴たり得てはいないのである――

 だから…
「あぁ、こ、浩一さぁん、さぁぁ……」
 私が貪ろうと股間に顔を押し付けたタイミングで……

 ビリビリ…

 と、自らストッキングのマチ部に爪先を立て引き裂き…
 濡れそぼった股間を露にしてきた。

 ストッキングを自ら破るという行為…
 それは、美冴、律子は決してしない――

 だって、それは…
 自分自身を破り、壊すという事になってしまうから――

「あぁ、早くぅ、欲しいのぉ…」
 ゆかりは淫靡に濡れた目を向けて、そう囁いてくる。

「ゆ、ゆかりぃ…」

 ストッキングを破る…

 私は、昨夜、美冴に、そのストッキングの魅力とフェチにとっての存在感の重さを、痛感させられ…
 そして美冴の昂ぶり、律子の昼間の僅かな伝線での淫れの意味を理解した。

 それは、決してストッキングフェチでしか理解できない様な想い、思考、嗜好でしかないとも解ったのだが…
 私自身もストッキングフェチである…
 そして自分自身の嗜好の強さを再認識してしまったのだ。

 だからこそゆかりは…
 美冴、律子、そしてのゆかりの位置になってしまったのである。

 この二人の存在感には、適わない――

 そして限界を超えつつある、ヤリ過ぎに…

 私は、焦るばかりとなってしまっていた――
 

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