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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1        佐々木ゆかり
 82 確かめたかった…

「ん…んんっく……」

 ニュチャ、ニュチュ…

 わたしは、浩一さんが欲しかった…

 いや…
 本当は、確かめたかったかもしれない――

 欲しかった…
 それは、浩一さんのオトコの象徴としての怒張を――

 確かめたかった…
 それは、果たして浩一さんの入り込む隙間が、わたしの心にまだあるのか……と、いう事を――

 それが、わたしが、いきなり跨がり、自ら浩一さんの怒張を導き、挿入れるという行為に至らせたのだ…

「はぁぁ、あ、あぁん……んん……」

 自らの中に感じる、久しぶりのオトコの、愛しい浩一さんの象徴である…
 怒張という、固い、肉の感触。

 続けて三夜、オンナである律子に抱かれ、愛され…
 そして昨夜は、バイブという、偽物の怒張で愛され、快感に陥ってしまった。

 だから、この、ホンモノの…
 愛しい浩一さんの怒張で、カラダの隙間を埋めて、快感を得たかったのだ。

 そしてもうひとつ…
 美冴さんと律子という存在感で、いっぱいになってしまったであろう、わたしの心の隙間に…
 浩一さんは、まだわたしの中にいるのだろうか――
 
 そんな、騒めく想いの答えが知りたくて、わたしは、浩一さん自身の象徴である怒張を、自ら求めてしまったのだ…

「………」
 
 そんな衝動に駆られ、自ら、挿入れた事は、挿入れたのだが…

 まず、浩一さんの怒張からは、いつも、いや、今までの様な、ギンギンとした猛りの固さが伝わってはこないのだ… 
 いちおう、わたしの唇により、勃つ事には勃ったのだが…

「あ、いや、最近、疲れててさ…」
 そう、自ら言い訳してくるくらいに、元気が無い――

「………」
 その表情、目、言葉からは…
 昨日の、あの、対峙の時の狼狽えた様子が甦ってしまい…
『それとも…悪戯が過ぎてるの…かなぁ…』
 と、思わずそんな言葉を、漏らしてしまう程に、あの松下秘書との関係を確信してしまったのだ。

「あ…う、い、いや…」
 浩一さんが慌て、狼狽える程に、その確信が強くなり…
 昨夜感じた、心の隙間の閉じる思いがますます強くなっていく。

 だから…
 浩一さんのオトコの象徴でその心とカラダの隙間を…
 少しでも早く、埋めたかったのだ――

「あ…」

「え…」

「あ、あぁ……す、すまない………」


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