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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1        佐々木ゆかり
 83 萎む象徴…

 だから…
 浩一さんのオトコの象徴である怒張により、その心とカラダの隙間を、少しでも早く、埋めたかった。

 だけど…

「あ…」

「え…」

「あ、あぁ……す、すまない………」

 怒張が…
 僅かに三分に満たない時間で、萎んでしまったのだ。

 え、出したわけじゃないよね?…

「え?」

「あ…い、いや…そ、そのぉ……」

 浩一さんの、焦燥の顔…

「………」

 柔かく萎んでしまった、彼の象徴は…
 フニャりと、わたしから抜け落ちた――

 そんな感じに、小さく、萎ぼみ…

「………」
 それは、本人の焦燥の表情と同じ様に…
 ぐったりと項垂れてしまっていた。

「あ…」
 わたしは、そんな萎んだモノに、指先を伸ばし、触れ…

「え?」

「ふ…なんか、かわいいわ……」
 と、人差し指の指先で撫でる。

「あ、い、いや…」

「かわいい……」
 わたしは指先で、弄り回す。

 ふと、思い返すと…
 わたしの記憶の中に、こんな柔かく、小さく、萎んだ彼のモノを見た事が…無い。

「あ…だ、だから、つ、疲れ気味で…さ…」

「………」
 
 いつも彼のモノ、焦燥は…
 正に怒張という――

 怒り猛り…
 固く張り詰めた…
 まるで、本当に、亀の頭のシルエットの如くの型をし…
 赤黒く充血し…
 上を向き…
 ドクン、ドクンと心拍と連動したかの様に、脈打っている…
 そんな記憶しか、思い浮かばない――

 そしていつもわたしを、快感の海へと沈め…
 最後にわたしが、愛を込めて、舐め、しゃぶり、震えながら、爆発的に精を放つ――

 だから、わたしは、彼の萎んだ象徴の記憶ぐ無いのだ……

「こんなに小ちゃくなっちゃうんだぁ」

「あ、いや…」

「こんな小ちゃいの、初めて見たわ…
 なんか、かわいいわぁ……」

 そう呟き、指先で弄り回していく…

「あぁ、フニャフニャぁ、こんなになっちゃうだねぇ」

「う、ゆ、ゆかり、いや、その…」

 そんな浩一さんの焦燥の呻き声と、目の泳がせに…
 むくむくと意地悪な、そして…
 サディスティックな思いの衝動が昂ぶってきた。

「やっぱり…悪さが…過ぎてるみたいね……」
 一転した低い声音で、囁いた。

「あ…い、いや、そ、それは……」

 
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