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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1 佐々木ゆかり
84 意地悪な…
「やっぱり…悪さが…過ぎてるみたいね……」
わたしは、一転し、低い声音で囁く。
「あ…い、いや、そ、それは……」
正にその言葉、囁きは…
彼にとって、言い逃れのできない事実を、いや、わたしが、究極の事実を問い、突き詰めてしまったみたい――
「えー、だってぇ、出ちゃった訳じゃないわよねぇ…」
「あ、う、うん、出て…ない…さ……」
「そうなんでしよう、だったらさぁ、なんでこんなになっちゃうのかなぁ?」
わたしはそう呟きながら、人差し指先で…
「…あ…うぅ……」
すっかり柔かく萎んでしまっている、浩一さんの象徴を弄る。
「あ…そうかぁ」
「え?」
「そうかぁ…わたしにはもう……魅力を感じなくなっちゃったのねぇ……」
これは、意識して、明るい声音で言う。
だって…
「い、いや、そ、それは、違うっ」
浩一さんは、すかさず返答をしてくれた。
だって、それは、さすがに…
「えぇ…そうなんかなぁ?」
「違うよ、そんな、お、オレは、ゆ、ゆかりを愛しているからっ」
「あ…う、うん……」
一瞬、心が、激しく揺らいだのだが…
この言葉で、今夜を、曖昧に終わらすわけにはいかない。
そう、お互いの為に――
彼、浩一さんは、なんとか上手く誤魔化し、逃げたいだろうし…
わたしは、自分の心の想いを確かめ、再認識したいから――
だからこそ…
「へぇ、だったらさぁ…どうしてこんな?」
敢えてのツッコミであり…
「あ、いや、ほら、疲れてて…」
言い逃れれば、逃れる程に…
「ふうん、疲れてるのは分かってはいるつもりだけどぉ…
ちょっと、違うんじゃないのかなぁ…」
彼、浩一さんは、自ら逃げ道を失くしつつあり…
「え……」
昔の、イケイケの想いを戻してきつつあるわたしの、意地悪な昂ぶりに…
「だってぇ、あれからもう五日経ってるんだしぃ…」
五日とは…
わたしを最後に抱いた日からのカウント。
「あ、い、いや…」
「ねぇ、五日経てるし、今まで、そんな事なかったわけだしぃ…」
不思議と、怒りという感情はなかった――
今、心の中で昂ぶっている想いは…
意地悪な衝動と、僅かな苛立ち…
そして――
松下秘書への、不思議な揺らぎの対抗心。
「やっぱり…悪さが…過ぎてるみたいね……」
わたしは、一転し、低い声音で囁く。
「あ…い、いや、そ、それは……」
正にその言葉、囁きは…
彼にとって、言い逃れのできない事実を、いや、わたしが、究極の事実を問い、突き詰めてしまったみたい――
「えー、だってぇ、出ちゃった訳じゃないわよねぇ…」
「あ、う、うん、出て…ない…さ……」
「そうなんでしよう、だったらさぁ、なんでこんなになっちゃうのかなぁ?」
わたしはそう呟きながら、人差し指先で…
「…あ…うぅ……」
すっかり柔かく萎んでしまっている、浩一さんの象徴を弄る。
「あ…そうかぁ」
「え?」
「そうかぁ…わたしにはもう……魅力を感じなくなっちゃったのねぇ……」
これは、意識して、明るい声音で言う。
だって…
「い、いや、そ、それは、違うっ」
浩一さんは、すかさず返答をしてくれた。
だって、それは、さすがに…
「えぇ…そうなんかなぁ?」
「違うよ、そんな、お、オレは、ゆ、ゆかりを愛しているからっ」
「あ…う、うん……」
一瞬、心が、激しく揺らいだのだが…
この言葉で、今夜を、曖昧に終わらすわけにはいかない。
そう、お互いの為に――
彼、浩一さんは、なんとか上手く誤魔化し、逃げたいだろうし…
わたしは、自分の心の想いを確かめ、再認識したいから――
だからこそ…
「へぇ、だったらさぁ…どうしてこんな?」
敢えてのツッコミであり…
「あ、いや、ほら、疲れてて…」
言い逃れれば、逃れる程に…
「ふうん、疲れてるのは分かってはいるつもりだけどぉ…
ちょっと、違うんじゃないのかなぁ…」
彼、浩一さんは、自ら逃げ道を失くしつつあり…
「え……」
昔の、イケイケの想いを戻してきつつあるわたしの、意地悪な昂ぶりに…
「だってぇ、あれからもう五日経ってるんだしぃ…」
五日とは…
わたしを最後に抱いた日からのカウント。
「あ、い、いや…」
「ねぇ、五日経てるし、今まで、そんな事なかったわけだしぃ…」
不思議と、怒りという感情はなかった――
今、心の中で昂ぶっている想いは…
意地悪な衝動と、僅かな苛立ち…
そして――
松下秘書への、不思議な揺らぎの対抗心。

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