この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1        佐々木ゆかり
 106 いまさら…

「はうっ、っくぅぅ」
 彼、浩一さんが喘ぎ、怒張が唇の中で激しく震え、精を噴き出してきたその瞬間…
「んっ、はぁっ」
 わたしは彼の顔を、自ら脱いだストッキングで覆っていく。

 それは…
 その彼の絶頂の瞬間を、わたしの香りで包み込みたかったから。
 
 そう、松下秘書の疑惑のシャネルじゃない香りにーー

 わたしの…
 シトラス系の『エルメス』のフレグランスの香りを、シャネルを追い出して、彼の心に深く刷り込みたかったのだ。
 
 わたしは、怒張からの精をすべて飲み込もうと右手でキゴき、搾り、吸い…
 そして左手で、脱いだストッキングをグイグイと鼻先へと覆い、押し付けていく。

「……む、ん、はぁぁ…」
 彼は、息苦しそうな喘ぎを漏らし…
 荒らぐ呼吸と共に、しっかりとわたしの匂い、香りを吸い込んだであろう。

「…ん、むむ……」
 最後の一滴までをも吸い、搾り、わたしは、唇を離す…
 
「は、ん、ふぅぅ…」
 すると彼は喘ぎを漏らし、首を振り、覆ったストッキングから顔をズラし、わたしを見る…

「………」

「………」

 そして一瞬、無言で見つめ合うーー

「………」
 だが、その、お互いの無言には様々な想いが込められ、伝え、伝わってきた。

 わたしは、赦しと、再認識を伝え…
 彼からの贖罪の想いを感じ、受けたーー

「……ふぅ……」
 吐息を漏らすと…

「…ゆ、ゆかり……」
 彼が、口を開く…

「……もう…いいわ……」
 だが、わたしは、そんな彼の言葉を塞ごうと、そう呟いた。

「…あ……え?」

「…………」
 もういいの…
 そんな意を込め、逸れずに見つめていく。

「う……」

「…………」
 黙って、首を振る。

 それは赦しと…
 今さら、もういいわ…
 そんな意味の想いから。

 いまさら、もういいの…
 それは、何を話しても堂々巡りになってしまうから…
 そう、いまさら言葉はいらないーー

「あ…う、うん……」
 想いは、伝わったみたい…
 彼は、頷く。

 つまらない言い訳なんて、心を消耗するだけだから…
 それに、わたしと貴男のこの二年間は、そんな簡単なモノじゃないはずだからーー

 いつの間にかに、そう思える様になっていた…
 それはまるで、あの頃の、自信満々でイケイケだった『姫』だったみたいにーー


/3101ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ