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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1 佐々木ゆかり
109 その場違いな香り…
ベッドと壁際の隙間から、微かに漂ってくるこの香り…
え、これは?…
急激に、胸が騒めき、鼓動が高鳴ってくる。
「くん、くん…」
え、まさか?…
それは、場違いな香りーー
「………」
わたしは、壁際に顔を押し付け、隙間へと鼻先を寄せ…
「すぅぅ……」
匂いを嗅ぐーー
「え?」
まさか?…
壁際の隙間…
つまりそれは、ベッドの下。
「………」
若干のホコリの匂いと…
「え…」
騒めき、早鳴る鼓動…
「………」
まさかの…
ムスク特有の甘い香りがーー
「え、なん…で?」
ムスク…
それは、美冴さんの代名詞といえる香り。
「え?」
ドキドキ、ドキドキ…
「いや…あり得ない…わ……」
心の声が、言葉に出てしまう。
そう、それは、あり得ない…
そして、これは、場違いな香りーー
「すぅぅ…」
わたしはもう一度、匂いを嗅ぐ。
「え…」
だけど、間違いない、ムスクの香りがこの隙間から、つまりベッドの下から漂ってくる…
「んっ…」
わたしは、ベッドの隙間に、無理矢理手を差し伸ばしていく。
「ん、ん、えっ」
指先に、フワっとした感触が…
ナイロン繊維の感触が…
わたしは、指先でソレを挟み、つまみ上げていく。
「え、あっ、う、ウソ?……」
引き上げたソレは…
「………」
ムスクの甘い香りを纏った…
ソレは、黒いストッキングーー
「え…」
そして、咄嗟に浮かぶ…
美冴さんという、存在感ーー
黒いストッキングの代名詞…
甘いムスクの香りの代名詞…
それは『黒い女』蒼井美冴さんーー
「………」
わたしは、ドキドキと心を騒めかせ、高鳴らせながら、この黒いストッキングを見つめていく。
なんで…
まさか…
そんなこと…
脳裏に浮かぶ思いは、この三つの疑問符。
「…あ、あり得……ない……わ……」
そう…あり得ないのだ。
だけど、どうしても…
ムスク…
黒いストッキング…
それは、美冴さん…ということしか浮かばないのである。
「………」
でも、あり得ない…
どうしても既成事実が思い、いや、想像もつかないのだーー
ベッドと壁際の隙間から、微かに漂ってくるこの香り…
え、これは?…
急激に、胸が騒めき、鼓動が高鳴ってくる。
「くん、くん…」
え、まさか?…
それは、場違いな香りーー
「………」
わたしは、壁際に顔を押し付け、隙間へと鼻先を寄せ…
「すぅぅ……」
匂いを嗅ぐーー
「え?」
まさか?…
壁際の隙間…
つまりそれは、ベッドの下。
「………」
若干のホコリの匂いと…
「え…」
騒めき、早鳴る鼓動…
「………」
まさかの…
ムスク特有の甘い香りがーー
「え、なん…で?」
ムスク…
それは、美冴さんの代名詞といえる香り。
「え?」
ドキドキ、ドキドキ…
「いや…あり得ない…わ……」
心の声が、言葉に出てしまう。
そう、それは、あり得ない…
そして、これは、場違いな香りーー
「すぅぅ…」
わたしはもう一度、匂いを嗅ぐ。
「え…」
だけど、間違いない、ムスクの香りがこの隙間から、つまりベッドの下から漂ってくる…
「んっ…」
わたしは、ベッドの隙間に、無理矢理手を差し伸ばしていく。
「ん、ん、えっ」
指先に、フワっとした感触が…
ナイロン繊維の感触が…
わたしは、指先でソレを挟み、つまみ上げていく。
「え、あっ、う、ウソ?……」
引き上げたソレは…
「………」
ムスクの甘い香りを纏った…
ソレは、黒いストッキングーー
「え…」
そして、咄嗟に浮かぶ…
美冴さんという、存在感ーー
黒いストッキングの代名詞…
甘いムスクの香りの代名詞…
それは『黒い女』蒼井美冴さんーー
「………」
わたしは、ドキドキと心を騒めかせ、高鳴らせながら、この黒いストッキングを見つめていく。
なんで…
まさか…
そんなこと…
脳裏に浮かぶ思いは、この三つの疑問符。
「…あ、あり得……ない……わ……」
そう…あり得ないのだ。
だけど、どうしても…
ムスク…
黒いストッキング…
それは、美冴さん…ということしか浮かばないのである。
「………」
でも、あり得ない…
どうしても既成事実が思い、いや、想像もつかないのだーー

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