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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5     課長佐々木ゆかり
 29 指先の動き

 それからというものわたしは毎晩の様にクリトリス弄りの自慰行為をしていたのだ。

 そして確か中学3年生の秋の頃だ、初めて自慰行為を教えて貰った子に
『やり過ぎるとアソコが黒くなり、クリトリスの肉芽も大きくなっちゃって大人になると恥ずかしくなっちゃう』
 と、教わりそれを真剣に本気で捉え、ようやくその自慰行為を自制する様になったのである。
 そして高等部に進学し周りから色々な性の知識や情報を見たり、聞いたり、教わりながらの適度に自慰行為をする様になったのである。
 それ以来わたしにとってこの自慰行為、オナニーは身近な存在となり、高等部時代にはストレス解消の手段としてなくてはならないモノとなっていたのだ。
 そして大学に進学し男を経験してからも、マリファナの快楽を知るまでは、自慰行為の方が快感が得られるのでよくしていたものであった。

 だがここ最近は部長と定期的な逢瀬をする様になってそんな自慰行為はしなくなり、今夜のこの行為は本当に暫くぶりに近い慰みといえるのだ。
 なぜなら部長と関係を持つようになってからは、今夜みたいに不惑な想いにより疼かせたならば気楽に部長に抱いてもらえたし、部長との相性の良さもありすっきりとした快感や絶頂感を得られたから、欲求不満からの自慰行為は必要なくなったのである。
 
 しかし今夜はお互いの色々な事情により逢いたくても逢えない現実があった。
 また昨日の損保会社の担当者や今日の外資系派遣会社の営業マン等らからのわたし自身の脚やストッキング脚を、舐め回し、まるで目で犯すような熱いフェチの視線を感じて意識してしまったせいでのこの疼きには、今夜の様に自ら慰めるしか方法がないのである。
 そしてその疼きは慰めるしか鎮められない程に昂ぶってきていたのであった。

 ああ、指の動きが止まらない…

 ズキズキと疼く子宮の喘ぎを止めるには、指先でクリトリスを弄り慰めるしなかったのだ。
 
「あ…う、うん……」
 右手の人差し指でクリトリスを弄り、左手で乳首に触れる、だが乳首は生理が近いせいなのか快感よりは痛かったのだ、だから左手も下に導きクリトリスの回りのヒダをなぶる。

「はぁ…ぁぁ……」
 既にショーツがびしょ濡れになっていたのでショーツを脱いだ。
 
 子宮の疼きはズキズキからジンジンへと変わってきた…
 
 


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