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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5     課長佐々木ゆかり
 31 遺物

 ああ、ダメだ、チンポが、部長のあの硬く熱いチンポが欲しい…
 すっかり膣の欲求に想いが支配されてきていた。
 何とか膣の虚無感を埋められる様にと、人差し指、中指、薬指の3本を挿入れて動かしていくのだが、アソコの入り口の辺りがきつく、奥まで届かず、きついばかりで全然気持ちがよくないのだ、それが却って逆効果となり更に欲求不満が高まってしまう。
 
 ダメだ、やはりチンポじゃなければ…
 そう思えば思う程にジンジンと膣内が震え、あのチンポの、部長のチンポの肉の棒の硬さを欲して疼きを増してくるのである。

 ああダメだ、なにか、なにかないの…
 気持ちばかりが焦ってきていた。

 あっ、そうだ…
 その時、ふと思い出したのである。

 アレがあったはずだ…
 確か元夫との遺物が捨て忘れたままにクローゼットの奥にあった筈だ。
 わたしはその想いのままにクローゼットに入り、一番奥の片隅にある籐の籠の蓋を開けた。

 あった…
 わたしはその元夫との過去の夫婦生活の遺物を手に取った。

 動くのか、もう3年は経つはず…
 そしてスイッチを入れてみる。

 ヴィーン、ヴィーン…
 それは静かに振動の震えを起こした。
 そしてもう一つのスイッチを押す。

 ウィーン、ウィーン、ウィーン…
 全体を捻る様にウネリ始める。
 そう、それはチンポそのものの形のいわゆる大人のおもちゃのバイブであった。
 それは以前の結婚時代に元夫がゴルフコンペの賞品だ、と言って持ち帰ってきたモノであり、僅かな夫婦生活の夜に数回前戯として使った事があった。
 いわゆる夫婦生活の過去の遺物といえるモノである。
 離婚をして荷物の整理をしていてどうやって捨ててよいのか判らず、そのままクローゼットの奥に放置していたのであったのだ。
 その過去の遺物が今、わたしの手の中で妖しくウネリ、震えていた。

 こ、これなら埋められるかも…
 既にわたしの思考は欲している膣と蠢く子宮の疼きに支配されてしまっていたのである。
 そのまま手に持ち、3年振りの遺物をきれいに洗ってベッドへと戻った。
 そして一緒に仕舞って放置してあったコンドームを上から被せ、そして手に取って眺めて見ると、その姿のシルエットは正に猛々しく勃起ったチンポそのモノであったのだ。

 ゴクリ…
 思わず少し緊張してしまう。
 






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