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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4 和哉と美冴1
3 キーワード
僕が大学生になっても今だにこのファミレスチェーンでバイトをし続けるもう一つの理由…
それは…
美冴さんと再会する為なのであった…
そして今夜8月8日午前1時になろうというこの時間…
ついに美冴さんに再会できた…
いや、見かけた…か…
しかし消えかけていた儚い希望は新たに希望の光に変わったのだ。
しかも、奇しくも今夜は、僕と美冴さんが初めて関係をもったあの日と同じ日付なのである。
これは何かの不思議な流れが引き寄せてくれているのだ…
やはり僕は、僕の狙いは間違ってはいなかった…
僕の時間は、5年前のあの美冴さんとの真夏の関係から始まったといっても過言ではない、いや、間違いない。
すべてはあの5年前のあの時間の延長が今も、現在も、続いているのである。
美冴さんはあの夏の、そうお盆休みの終わりと同じ時期に突然、姿を消したのだ。
まさにひと夏の夢のような体験となってしまったのであった。
当時のファミレスの店長によれば、どうやら一身上の都合としか教えて貰えなく、僕の心にはその突然の出来事にぽっかりと穴が空いたようになり、しばらくはその胸の空虚な想いは埋められないでいたのだ。
そこで僕の時間は停滞してしまったといえるのである。
そして僕は僅か約二週間の美冴さんと逢瀬の時間を必死に想い返し、あるキーワードに気付き、それを胸に秘めたのだ。
それは、僅かな美冴さんと過ごした濃密な時間の中での僅かな会話…
生まれも育ちも東京…
実家は駒沢大学の近く…
結婚し、旦那の転勤でこの土地に来た…
その僅かな会話の中に出てきたキーワード。
東京…
駒沢大学の近く…
これが僕の意識の中に強くキーワードとして残り、僅かな手がかりとなり、そして何も目標もなく過ごしていたこれまでの高校時代の、その先への新たな目標の道標となり、駒沢大学に進学した。
また、その駒沢大学の付近にアパートを借り、そのエリアを中心に大学生生活の基盤としたのだ。
そして僕と美冴さんの唯一の共通項であるこのファミレスチェーンでバイトをする、これがあの5年前からの時間の延長といえるのである。
僕の中だけは、未だにあの5年前の時間が続いている…
僕が大学生になっても今だにこのファミレスチェーンでバイトをし続けるもう一つの理由…
それは…
美冴さんと再会する為なのであった…
そして今夜8月8日午前1時になろうというこの時間…
ついに美冴さんに再会できた…
いや、見かけた…か…
しかし消えかけていた儚い希望は新たに希望の光に変わったのだ。
しかも、奇しくも今夜は、僕と美冴さんが初めて関係をもったあの日と同じ日付なのである。
これは何かの不思議な流れが引き寄せてくれているのだ…
やはり僕は、僕の狙いは間違ってはいなかった…
僕の時間は、5年前のあの美冴さんとの真夏の関係から始まったといっても過言ではない、いや、間違いない。
すべてはあの5年前のあの時間の延長が今も、現在も、続いているのである。
美冴さんはあの夏の、そうお盆休みの終わりと同じ時期に突然、姿を消したのだ。
まさにひと夏の夢のような体験となってしまったのであった。
当時のファミレスの店長によれば、どうやら一身上の都合としか教えて貰えなく、僕の心にはその突然の出来事にぽっかりと穴が空いたようになり、しばらくはその胸の空虚な想いは埋められないでいたのだ。
そこで僕の時間は停滞してしまったといえるのである。
そして僕は僅か約二週間の美冴さんと逢瀬の時間を必死に想い返し、あるキーワードに気付き、それを胸に秘めたのだ。
それは、僅かな美冴さんと過ごした濃密な時間の中での僅かな会話…
生まれも育ちも東京…
実家は駒沢大学の近く…
結婚し、旦那の転勤でこの土地に来た…
その僅かな会話の中に出てきたキーワード。
東京…
駒沢大学の近く…
これが僕の意識の中に強くキーワードとして残り、僅かな手がかりとなり、そして何も目標もなく過ごしていたこれまでの高校時代の、その先への新たな目標の道標となり、駒沢大学に進学した。
また、その駒沢大学の付近にアパートを借り、そのエリアを中心に大学生生活の基盤としたのだ。
そして僕と美冴さんの唯一の共通項であるこのファミレスチェーンでバイトをする、これがあの5年前からの時間の延長といえるのである。
僕の中だけは、未だにあの5年前の時間が続いている…