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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4 和哉と美冴1
4 美冴の目
そしてもう一つ、僕と美冴さんの唯一の共通項であるこのファミレスチェーンでバイトをする、これがあの5年前からの時間の延長といえるのである。
僕の中だけは、未だにあの5年前の時間が続いていた…
そしてついに迎えた最後の時間、間もなく大学を卒業する最後の夏休みに、その大学生活終了のギリギリの時間に、ついに美冴さんと再会した、いや、見かけたのだ。
僕の中ではまだあの5年前の真夏の夜の夢は終わってはいなかった…
いや、終われないでいた。
だがいよいよ学生生活最後の夏休みを迎え、否が応でも社会人へと進まなくてはならず、また新たに前に、次に、進まなくてはならないのである。
だから、例えどんなカタチであれ、結果となろうが、学生生活の終了と共にこの美冴さんに対する青春の憧憬といえる想いにピリオドを打ちたかったのだ。
そしてその為にはなんとしても美冴さんと再会を果たし、想いをもう一度ぶつけ、例え結果はどうであれ、あの5年前からの延長の流れである心の時間を止めたいと考えていたのであった。
そして…
ついに再会した…
いや、見かけたのだ…
しかし彼女は逃げるように出ていった…
でも、なぜか、美冴さんがまたすぐ、再び、このファミレスに僕に会いに来てくれる…
と、いう、なんとなくだが不思議な確信が浮かんできたのだ。
いや、感じていた。
それはあの一瞬に見つめ合った彼女の、美冴さんの目である…
あの目に嫌悪は感じられなかった、いや、一瞬だが懐かしさと、驚き、動揺を感じたのだ。
だから必ず美冴さんは来る…
必ず来る筈だ…
彼女自身も僕を見かけたからには、ケリを付けにくる筈なのだ…
それが例え一瞬の再会であったとしても、あの5年前と同じこのファミレスで僕がバイトをしているという事実の意味が、美冴さんにメッセージとして伝わった筈なのである。
いや、必ず伝わった筈だ…
美冴さんには分かる筈だ…
そして僕はあと少し、卒業までの間、彼女の再訪をただひたすら待つしかないのである。
しかし僕には新たな希望が出来た…
だが、美冴さんの再訪は、きっと意外に早い…
と、なぜか想えるのだ。
いや、そう想えてならない…
それはあの時の、あの美冴さんの目が、そう云っていた気がするからである。
そしてもう一つ、僕と美冴さんの唯一の共通項であるこのファミレスチェーンでバイトをする、これがあの5年前からの時間の延長といえるのである。
僕の中だけは、未だにあの5年前の時間が続いていた…
そしてついに迎えた最後の時間、間もなく大学を卒業する最後の夏休みに、その大学生活終了のギリギリの時間に、ついに美冴さんと再会した、いや、見かけたのだ。
僕の中ではまだあの5年前の真夏の夜の夢は終わってはいなかった…
いや、終われないでいた。
だがいよいよ学生生活最後の夏休みを迎え、否が応でも社会人へと進まなくてはならず、また新たに前に、次に、進まなくてはならないのである。
だから、例えどんなカタチであれ、結果となろうが、学生生活の終了と共にこの美冴さんに対する青春の憧憬といえる想いにピリオドを打ちたかったのだ。
そしてその為にはなんとしても美冴さんと再会を果たし、想いをもう一度ぶつけ、例え結果はどうであれ、あの5年前からの延長の流れである心の時間を止めたいと考えていたのであった。
そして…
ついに再会した…
いや、見かけたのだ…
しかし彼女は逃げるように出ていった…
でも、なぜか、美冴さんがまたすぐ、再び、このファミレスに僕に会いに来てくれる…
と、いう、なんとなくだが不思議な確信が浮かんできたのだ。
いや、感じていた。
それはあの一瞬に見つめ合った彼女の、美冴さんの目である…
あの目に嫌悪は感じられなかった、いや、一瞬だが懐かしさと、驚き、動揺を感じたのだ。
だから必ず美冴さんは来る…
必ず来る筈だ…
彼女自身も僕を見かけたからには、ケリを付けにくる筈なのだ…
それが例え一瞬の再会であったとしても、あの5年前と同じこのファミレスで僕がバイトをしているという事実の意味が、美冴さんにメッセージとして伝わった筈なのである。
いや、必ず伝わった筈だ…
美冴さんには分かる筈だ…
そして僕はあと少し、卒業までの間、彼女の再訪をただひたすら待つしかないのである。
しかし僕には新たな希望が出来た…
だが、美冴さんの再訪は、きっと意外に早い…
と、なぜか想えるのだ。
いや、そう想えてならない…
それはあの時の、あの美冴さんの目が、そう云っていた気がするからである。