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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 40 5年前、あれから…(26)

「ねえ、美冴さん、いいでしょう…」
 その囁きにわたしは無意識に頷いてしまった。
 しかしそれは本当に勘違いの頷きであったのだ、わたしは、胸元を露わにされたから、てっきりブラジャーを外す意味だと思ってしまったのである。
 あまりにも間抜けであった。

 すると和哉は、そのわたしの頷きに嬉々として途中で絡めるように留めてあったワンピースをスムーズに降ろし、まずは左手を持ち上げて手首のベルトを軽く締めてきた。

 ああ、ヤバい…

 ただ抵抗する気ならば簡単に抵抗できたし、手首のベルトもカタチだけで、簡単に手が抜ける緩さに絞めてきたのだ。
 だが、わたしも興味があったから無駄に抵抗はせずに、和哉に身を任せてしまったのである。

 メスの淫乱な想いに支配されてしまっていたのだ…

 そして続けて右手にベルトを絞めてくる。
 これで見た目には両腕を持ち上げた、バンザイのカタチになって拘束台に両手を拘束され、寝かされた姿になってしまったのだ。

 ゆるゆるの手首の拘束なのだが、敢えて手首は抜かずに拘束されたカタチを取る、これがわたしの排他的な感情をより一層昂ぶらせ、疼きが、淫乱な想いが、更に増してきていた。

 結局は自ら求めた淫らなカタチになったのである。
 この普通ではないシチュエーションに、わたしの淫らな思考と興奮による疼きは、最高に昂ぶってきていたのだ。

 ああ…

そして目を開くと天井に鏡があり、X型の拘束台に仰向けになっている自分と目が合ってしまった。

「あぁ、な、なんて、イヤ、恥ずかしい…」

 鏡に写っている自分の痴態の姿に酔い痴れてしまう。

 あぁ、なんていやらしの…

「さあ、美冴さん…」
 和哉はそう囁きながら、ワンピースを全部脱がせ、わたしは両手を拘束され、上半身は乳房を露わにし、下半身はパンティストッキングとパンティの姿になっていた。
 そして和哉は右脚を掴み、広げ、拘束し、左脚も同じようにゆるゆるに拘束し、本当にX型に両手、両脚を広げて拘束された姿になつまてしまったのである。

「うわ、美冴さん、すごい…」
 和哉の目が欲情したオスの目になっていた。

「なんてきれいなんだ…」

「あぁ、イヤ、恥ずかしい…」

「たまらないや…」

 わたしは天井の鏡に写る自分の痴態に酔い痴れてしまう…






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