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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 107 5年前、あの後…(14)

「うふ、かずやくぅん、かたぁい…」
 朱美さんが僕の下半身を触ってきて、そう囁いたのだ。

「すっごぉい、カッチカチぃ…」

 ああ、やりたい…

「ねぇ…」
 朱美さんが上目遣いで僕を見てきた。

「は、はい…」

「女をぉ…
  教えてぇ…
    あげようかぁ…」
 そう囁く朱美さんの目が、欲情の想いで濡れている。

「…………」
 僕はそんな朱美さんの目を見つめながら、黙ってコクリと頷いた。
 
「あっ…」
 すると朱美さんは僕の股間をジーンズの上からギュッと握ってきたのだ。

「うふ、実はぁ、今日ぉ、旦那がぁ、子供連れてぇ、実家に行ってるんだぁ…」
 朱美さんは聞いてもいないのにそう話してきた。

「だからぁ、ゆっくりできるわよぉ…」
 その笑みは妖しく淫靡な笑みといえたのだ。
 その妖しく淫靡な笑みを見て、僕は久しぶりにゾクゾクと想いを昂ぶらせ、ワクワクと胸を高鳴らせ、ズキズキと疼きを増してきていた。
 そして再び朱美さんはキスをしてくる。

「はぁぁ、かずやくぅん、キス上手ぅ、ドキドキしちゃうぅ…」
 そして雨が落ち着くまでの約10分、僕と朱美さんはクルマの中でキスを交わしながら互いのカラダをまさぐっいく。

「はぁんん…」
 朱美さんのカラダは美冴さんとは違い、凄く柔らかいのだ。
 プニュプニュしているのである、そしてその感触が、柔らかさが、僕の手に快感を伝えてきていたのだ。

「あぁ、かずやくぅん、意外に大きい…かもぉ…」
 朱美さんは僕の股間をギュッ、ギュッと擦り、握ってきて、そう囁いた。

 大きい…

 僕は、そんな事は初めて云われたのだ。
 だが、友達との情報交換によれば僕のモノはそれ程大きくはない、中の上位であることは自分自身十分に分かっていた。

 お世辞なのか…

 あ、違う、これは言葉の愛撫なのだ…

 すると僕の脳裏に突然、美冴さんによる

『これが普通の、ノーマルなセックスだから…』

 と、いう、ストッキング禁止令と共に教わった、シャワーから始まる一般的なセックス教習が想い浮かんできたのだ。

『女性を、相手を、気持ちよくする為に褒めるのよ…』

 確か、あの時美冴さんはそう云っていた、そう教えてくれた…





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