この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社内の推しメン先輩は、なぜか私のことが好きらしい。
第2章 私は推しが好きすぎる
「なに言ってんの。そんなことできるわけないよ」
「先輩、疲れてるじゃないですか。ベッドがある方に泊まってください。私のことは気にしないでください、どこでも寝れるので」
「椎名さんだって疲れてるでしょ」
「全然平気です」
「……無茶言わないで。もし椎名さんが嫌じゃなければ、一緒にホテルに行こうよ。どうしても嫌なら、俺が漫喫の方に泊まるから」
「だめですよ。漫喫でちゃんと休めるはずないじゃないですか」
「だったら尚更、椎名さんを漫喫に泊められない」
 こんな調子で会話は噛み合わず、互いに一歩も引けない攻防戦が続いている。こんなところで口論している場合じゃないことはわかってるけど、どうしても譲れない主張がある。松永先輩が漫喫に泊まる事態だけは、絶対に避けないといけないから。
 本音を言えば私だって、ふかふかのベッドでゆっくり体を休めたい。漫喫はホテルと違って眠る為の施設じゃないし、ベッドなんて当然あるわけがない。板1枚で仕切られているだけの、狭い個室部屋がほとんどだ。
 たくさんの人が利用している漫喫は、PCのタイピング音、人の咳やいびきなどが常に混在している。神経質な人なら眠ることすら難しい。だから後輩の私が身を引くべきだと判断したんだ。今日だけでいくつもの商談をこなしてきた先輩だから、精神的な疲労も溜まっているはず。ゆっくり体を休めなきゃいけないのに、宿泊場所が漫喫では休めるものも休めない。
/60ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ