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それが運命の恋ならば
第6章 新たなる運命
カフェで別れ際に、ケンがそっと凪子に囁いた。

「禅さんも、て〜んで元気がないわよ〜。
憂愁の表情浮かべちゃってさあ…。
何言っても生返事かぼんやり遠くを見ているだけ…。
…まあ、そんな禅さんもセクシーでたまらないんだけどさあ!」

凪子はどきりとする。
…あの日の、禅の激情に駆られた熱い口づけを思い出す。
身体が熱く燃え上がるほどの荒々しくも激しく濃密な口づけだった…。
最近は思い出さないように、心の奥底に仕舞い込んでいたのに…。

…そんな凪子の様子を見て見ぬふりをしながら、ケンはのんびりと声を掛ける。

「…ねえ、凪子ちゃん」
「はい」
「もしもさ、リーくんと上手く行かなくてもさ、恋はしなさいよ」
凪子は思わず眼を見張る。
「…え?」
「貴女はまだ若いのよ?
尼さんみたいな生活を送るには早すぎるわ」
「…ケンさん…」

ケンは戯けたようにウィンクをした。

「恋をしなさい。
ドキドキしたり胸が苦しくなるような、素敵な恋を…ね」


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