この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それが運命の恋ならば
第11章 ふたつの月
月見台に上ると、静かな潮風が優しく凪子の髪を撫でた。

…夜の湿度を含む潮の香りを胸いっぱいに吸い込む。

今宵は満月だ。
月見台からは、黄金色の美しい月が、闇色に近い藍色の海の上にさながら絵画のように見えるのだ。

その美しさに、暫し見惚れる。

…本当に、ここに帰ってきたのだわ…。

凪子はほっとして思わず微笑む。
凪子はこの月見台が何より好きだった。
ぼんやりとここから海を眺めているだけで、気持ちが凪いで落ち着いてくるのだった。

…その大好きな場所に、やっと帰って来られた…。

しみじみとした嬉しさが、泉のように湧き上がった。

/349ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ