この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それが運命の恋ならば
第11章 ふたつの月
「…凪子…」
「…めちゃくちゃに…犯して…」
淫らな言葉が、桜色の口が溢れ落ちる。

李人は驚いたように、その切長の伶俐な瞳を見開いた。

「…乱暴に…して…ください…」
…影を…あのひとの影を…忘れられるように…めちゃくちゃにして欲しい…。

「…凪子…!」
強く顎を掴まれ、噛みつかれるように口唇を貪られる。
窒息させられそうになるほどの激しい口づけ…。
同時に夜着の襟元が乱暴に開かれる。
李人がそのまま覆い被さり、凪子のほっそりとした白い脚を荒々しく割る。

「ああ…っ…」
何の前戯もなく、男の灼熱の牡が押し当てられ、凪子のしっとりと湿った花芯に突き入れられた。

「ああっ…!…んん…っ…!」
甲高い嬌声を上げる凪子を、艶めいた眼差しで微笑う。

「…こんなに濡れて…。
…ほら、すんなり挿入りましたよ…。
…なんていやらしいひとだ…」
言葉で嬲られ、凪子は歪んだ羞恥と後ろ暗い快感に身を捩る。

「…あ…あ…ん…」
…男をこの身に受け入れるのは、久しぶりだ。
けれど凪子の身体は、まるでそれを待ち焦がれていたかのようだ。
ごつごつとした鋼のような牡に、欲望の蜜に塗れた花芯はしっとりと絡みつくように反応してしまう。

「…これが、欲しかったのだろう?」
熱く沸る牡を荒々しく、蜜に濡れそぼる最奥まで突き入れる。

「…ああ…っ…そ…んな…奥ま…で…」
「…貴女のここは…相変わらず狭い…。
狭くて…よく締まる…」
掠れた声は、微かに高揚しているかのようだ。

夫の卑猥な言葉に、凪子は消え入りそうに震える。
「…や…ああ…ん…っ…」

やがて、李人はゆっくりと抜き差しを始めた。

「…ああ…いや…あ…」
忘れていた、身体の奥から痺れるような甘美な快楽が、生まれ始める。

「…欲しかったと言いなさい…」
薄桃色に染まった耳朶を甘噛みしながら、美しい声で命ずる。
「私の…が…欲しかった…と…」

淫らな淫語を囁かれ、凪子は首を振る。
「…い…や…はずかし…い…」

「言うんだ、凪子。
…言わないと…このままだよ…」
李人は冷酷に抽送を止め、眼を眇めた。




/349ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ