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それが運命の恋ならば
第2章 初夜
…頭の中が真っ白になる。
李人の言葉が、何ひとつ理解できない。
…分かるのは、李人が何か得体の知れない恐ろしいことを命じようとしているということだけだ。

「…り、李人さま…。
…な…何を…」
震える身体で必死に抗う。
その身体をしなやかに…けれど強く後ろから抱きとめられる。
そうして、彼は冷酷に再び命令を下したのだ。

「禅。早くしろ。
早く奥様の襦袢を脱がせなさい」

禅の男らしい眉が微かに動く。
頑強なその身体が凪子の前まで迫ってきた。

「…はい。李人様」

…男のブロンズ色のがっしりとした大きな手が、凪子の薄桃色のしごきを捉えた。

「失礼いたします。奥様」
慇懃だが、有無を言わせぬ頑とした声だった。

凪子は形の良い口唇を震わせ、甲高い悲鳴を上げた。


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