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それが運命の恋ならば
第2章 初夜
「…ああ…」
凪子は絶望から眼を閉じ、禅から貌を背けた。
…ひやりとした空気が、凪子の絹のように白い肌を撫でる。
華奢な肩から長襦袢が滑り落とされ、凪子の白い上半身は露わにされてしまう。
…透き通るように白い頸…そして、まだ未成熟な青ざめた白い花のような慎ましやかな形の良い乳房も…。
「…これは…美しい…」
李人の唇から、うっとりとした吐息混じりの声が漏れた。
…背後から、抱き込まれたまま…男の熱い視線を感じる。
ひんやりとした指が、まだ誰にも触れさせたことのない乳房に触れる。
指先はひんやりとしているのに、その掌は李人の体温を移したかのように熱を帯びていた。
「…あ…っ…!」
小さく悲鳴をあげる凪子に、うっすらと微笑む。
「…可愛らしいひとだ…。
触られただけで、こんなに怯えられて…」
頸に唇をつけられる。
…貴女が尼寺に預けられていて、本当に良かった…。
こんなにも美しいひとが、ほかの男たちの眼に晒されなかったことを、心から感謝いたしますよ…。
…そうしみじみと独り言ちた。
李人の優しげな言葉に少しだけ安堵したのも束の間…。
「禅。
お前もよく見なさい。
奥様の美しい乳房を…」
李人が禅の前に突き出すように、凪子の肩を押さえつけ上半身を見せつけたのだ。
凪子は絶望から眼を閉じ、禅から貌を背けた。
…ひやりとした空気が、凪子の絹のように白い肌を撫でる。
華奢な肩から長襦袢が滑り落とされ、凪子の白い上半身は露わにされてしまう。
…透き通るように白い頸…そして、まだ未成熟な青ざめた白い花のような慎ましやかな形の良い乳房も…。
「…これは…美しい…」
李人の唇から、うっとりとした吐息混じりの声が漏れた。
…背後から、抱き込まれたまま…男の熱い視線を感じる。
ひんやりとした指が、まだ誰にも触れさせたことのない乳房に触れる。
指先はひんやりとしているのに、その掌は李人の体温を移したかのように熱を帯びていた。
「…あ…っ…!」
小さく悲鳴をあげる凪子に、うっすらと微笑む。
「…可愛らしいひとだ…。
触られただけで、こんなに怯えられて…」
頸に唇をつけられる。
…貴女が尼寺に預けられていて、本当に良かった…。
こんなにも美しいひとが、ほかの男たちの眼に晒されなかったことを、心から感謝いたしますよ…。
…そうしみじみと独り言ちた。
李人の優しげな言葉に少しだけ安堵したのも束の間…。
「禅。
お前もよく見なさい。
奥様の美しい乳房を…」
李人が禅の前に突き出すように、凪子の肩を押さえつけ上半身を見せつけたのだ。