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それが運命の恋ならば
第2章 初夜
「…さあ、凪子。
脚を開きなさい。
脚を開いて禅に見せるのです。
貴女の何もかもを…」
耳朶を噛みながら、李人が命じた。
凪子は息を詰め、狂ったように身悶え、泣き叫んだ。
「嫌!嫌!それだけは…嫌!」
「なぜ?」
面白がるように李人が尋ねる。
凪子は李人にしがみついた。
「…いや…です…!
そんな…恥ずかしい…!
私…ほかのひとに…見せるなんて…できない…」
もうこれ以上、禅に裸体を晒すのは耐えられなかった。
…ましてや、そんな秘められた場所を…。
「…そんな…恥ずかしいこと…。
死んで…死んでしまいます…」
泣きじゃくる凪子を、李人はその美しい黒い瞳を細めて見つめた。
「…凪子。
私なら良いの?」
甘く尋ねられ凪子は、ややあって小さく頷いた。
「…は…い…」
李人の胸から貌を上げ、必死に懇願した。
「…李人様…なら…」
大きな黒眼勝ちの瞳から水晶のような涙が溢れ落ちた。
…まだ、この方が好きだから…この方にされるのなら、耐えられる…。
李人が一瞬、端正な眉根を寄せ…痛みに耐えるような表情を浮かべた。
…が、直ぐに形の良い唇を歪めると、冷ややかに微笑った。
「…仕方ないですね。
まあ、今夜は初夜だ。
…少しだけ、貴女を甘やかせて差し上げましょう」
彼はそのまま凪子を抱き上げると、白い褥の上に組み敷いた。
そうして甘やかな微笑のまま、無言で正座して待つ禅に命じた。
「禅。
私の後ろに回れ。
…そうして、私が奥様を犯す様を最後まで見届けるのだ」
脚を開きなさい。
脚を開いて禅に見せるのです。
貴女の何もかもを…」
耳朶を噛みながら、李人が命じた。
凪子は息を詰め、狂ったように身悶え、泣き叫んだ。
「嫌!嫌!それだけは…嫌!」
「なぜ?」
面白がるように李人が尋ねる。
凪子は李人にしがみついた。
「…いや…です…!
そんな…恥ずかしい…!
私…ほかのひとに…見せるなんて…できない…」
もうこれ以上、禅に裸体を晒すのは耐えられなかった。
…ましてや、そんな秘められた場所を…。
「…そんな…恥ずかしいこと…。
死んで…死んでしまいます…」
泣きじゃくる凪子を、李人はその美しい黒い瞳を細めて見つめた。
「…凪子。
私なら良いの?」
甘く尋ねられ凪子は、ややあって小さく頷いた。
「…は…い…」
李人の胸から貌を上げ、必死に懇願した。
「…李人様…なら…」
大きな黒眼勝ちの瞳から水晶のような涙が溢れ落ちた。
…まだ、この方が好きだから…この方にされるのなら、耐えられる…。
李人が一瞬、端正な眉根を寄せ…痛みに耐えるような表情を浮かべた。
…が、直ぐに形の良い唇を歪めると、冷ややかに微笑った。
「…仕方ないですね。
まあ、今夜は初夜だ。
…少しだけ、貴女を甘やかせて差し上げましょう」
彼はそのまま凪子を抱き上げると、白い褥の上に組み敷いた。
そうして甘やかな微笑のまま、無言で正座して待つ禅に命じた。
「禅。
私の後ろに回れ。
…そうして、私が奥様を犯す様を最後まで見届けるのだ」