この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それが運命の恋ならば
第3章 愛と哀しみの夜明け
「…っ⁈…」

愕然としている凪子の眼の前に、ひとりの男が音もなく現れた。

「…禅…さん…」
茫然とする凪子に、禅は深々と頭を下げた。
黒い紬の着流し姿…。
毅然とした邪まなものなど何もない態度と眼差しだ。

「禅。奥様の前に廻りなさい」
凪子を羽交い締めにしたまま、李人が静かに命じる。

「…いや…っ…やめて…っ…」
髪を振り乱し抗うが、硬く筋肉質な胸板に抑え込まれ、身動ぎすら封じられる。

「奥様。
失礼いたします」
丁重な口調、紳士な態度だが、主人の命令には決して逆らわぬ忠誠心が透けて見える表情だ。

禅が凪子の正面、湯船の縁に片膝を着き、座る。
/349ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ