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それが運命の恋ならば
第3章 愛と哀しみの夜明け
「…いやあ…見な…いで…」
李人と繋がったまま、凪子は取り乱し、震え上がる。

「…見せてあげなさい。
私と凪子が繋がっているところを…。
…ほら…脚を広げて…」
李人に後ろから両脚を抱えられ、脚を広げられる。
…凪子の珊瑚色の花弁の狭間から、乳白色の牡液が流れ出し、透明の湯と混ざり合う。

禅の凛々しい眉が寄せられ、雄々しい瞳が熱く潤んだ。

「…どう?禅。
奥様の…は…」
李人の艶めいた声が、愉しげに鼓膜を震わせる。

「…お美しいです…。
奥様は…どのようなお姿でも…」
…見惚れるほどに、美しい…。
掠れた声が答える。

その回答に満足したかのように、李人はゆっくりと己れの雄蕊を抜き出した。
充血した淫肉が擦れ合う感触に、凪子は白い身体を震わせる。

「…ああ…いや…あ…」
繋がりが解かれた弾みで、凪子は禅の胸に倒れ込む。

「…奥様…!」
眩暈を起こし、意識が靄の中に迷い込む最中…禅の肉厚な熱い唇が凪子の震える口唇と微かに触れ合ったような気がした。
…甘くほろ苦い痺れるような、禁断の果実の味…。

…けれどそれは一瞬で…もしかしたら幻想かもしれない…。
薄れゆく意識の中、凪子はぼんやりと思ったのだ…。

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