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秘匿の闇市〜Midnight〜
第4章 淫蕩の婦人会
身体が熱い。不可解な興奮にさんざん不安も覚えていたあさひは、ふとしたきっかけに、この違和感の正体を知った。
…──せっかくだし、彩月も飲めば。あさひと同じの。
そう言って佳子がちらつかせたのは、彩月の反応から察するに、感度を上げるための薬だ。
媚薬に直接的な効果を期待してはいけない、と、いつか育江が話していた。しかし佳子の所持していた小瓶には、女達が興味津々に目を向けていた。
下剤だったら、一週間、口を利かなくなるところでした。そう続けた彩月の言葉も合わせると、つまりあさひは、計算された加減で、朝食に二種類も盛られていたのだ。
圭達が糞尿を拭き取っている傍らで、あさひは手首の縄を解かれて、床に跪かされた。黄土色に染まったショーツは、家政婦の一人が脱がせて処分してくれた。
汚れた尻を突き上げて、あさひはアルコールの清涼感にただ耐える。薬にゆるめられた排泄物は、あさひの臀部まで汚していた。それがようやく拭われていく気持ち良さに安堵しながら、後始末をしている手の主が、自分ではなく彩月だと意識すると、やりきれない気持ちになる。尻を拭われるのは茶飯事でも、だ。
「さぁ、私のペットはお尻の中まですっかり綺麗よ。ここで、皆さん。あさひがお漏らしのお仕置きの間、何度イくか賭けましょう」
かくてあさひはなだらかな背もたれのソファに腰を下ろして、開いた両脚を肘かけに置いた。
彩月があさひに自ら太ももを持ち上げさせて、左右の手首に革ベルトを嵌める。革ベルトはホックがついていて、彩月が鎖をそこに繋いで、あさひの首輪と連結させた。両手を肩の高さにまで上げてようやっと首輪に届くくらいの短い鎖は、あさひに自ら性器を露出させる格好で固定した。