この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘匿の闇市〜Midnight〜
第2章 肉欲の競り市場


「まぁ、はしたない」

「奥手に見える顔をして、随分とあばずれな水着じゃないか」

「姉ちゃん、立派なおっぱいだねー!ぼろん、してくれや!」


 酩酊したざわつきの中、一人の男が挙手した。

 耳まで赤くして野次を飛ばしている連中とは違い、見る限り、男は素面だ。


「おぼこいお嬢さんじゃ。接吻を味見させてくれたら、購入を考えてやろう」


 進行係が、出品者に確認した。先刻あさひがテントで見た男が許可を出すと、見るからに羽振りの良さそうな男がステージに呼ばれた。

 男の頭には、白いものが混じり出していた。それなりに歳を重ねているのかも知れない。


「六番。気に入ったら、お前をわしのラブドールにしてやろう」


 それから男は、客達の前で冬華の顎をぐいと掴んで、自身の唇を押しつけた。ぢゅうぢゅうと音を鳴らしながら唇を吸って、しゃぶって、口内に舌をこじ入れる。褐色の斑点の散らばる手が、冬華の背中を撫で回し、腰をなぞって、ティーバックから溢れ出た臀部の肉を揉む。


「んっ……ん……」


 じゅぱぁ、と、よだれを垂らして、男が深いキスをやめた。

 冬華の顔色に青みが増すのとは対照的に、男の方は目尻に皺さえ刻んでいる。
/372ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ