この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘匿の闇市〜Midnight〜
第6章 欠陥していく彼女

 新春のムードも薄れていって、佳子の館を頻って客達の訪う日常が戻った頃、ある事柄が、館の主人の友人達に知らされた。

 おそらく今生最高級の買い物になっただろうペットの初物を、納得のいくかたちで楽しんだ。従って今後、あさひを借用する客達には、性器が使い物にならなくなる行為を除いて、彼女の扱いに禁止事項を設けない。


 佳子の布告は、予てから小柄で可憐なペットに舌舐めずりしていた客達に、こぞってあさひを指名させた。
 個室に二人きりになって蜜月の恋人を気取った時間を所望した女もいれば、同じ二人きりになると言っても、隠しカメラを通して部屋を観賞していた佳子が思わず変態だと叫び、唇からも肉襞からもよだれを垂らしたくらいの行為を求めた女もいた。


 圭に落としている金の額が上位を競っているらしい蜜原夫妻と小坂夫妻も、真新しい少女を所望した。

 まずあさひを拷問部屋に呼んだのは、蜜原夫妻だ。

 この頃になると、初めて家政婦としての仕事を教えられた日、この地下階で見聞きしたものに関してあさひも得心がいっていた。あの日、どこからか響いていた女の喘ぎ、叫ぶ声──…圭をあれだけ乱した夫妻がどれほど淫らごとに精通しているのか、あさひは自分を指名した客の名前を聞かされた瞬間、それだけで内股をすり合わせた。



「今日はね、あさひちゃんにお土産を持ってきたのよ」


 家事のためのエプロン姿から、蜜原夫妻に出されたテディに着替えるあさひにスマートフォンのカメラレンズを向けながら、婦人が妖艶に微笑んだ。
 シルクとワイヤーで出来たテディは、形だけならレオタードに近いが、乳房は丸見え、ヘソや背中も露出していて、ガーターベルトに繋いだニーハイソックスと合わせると、妙に淫らな気分が上がる。しかし割れ目に当たる部分は穴が空いていて、シミが滲む心配はない。
/372ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ