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秘匿の闇市〜Midnight〜
第6章 欠陥していく彼女
「ぁんっ、まづる…………貴女の指、気持ち良くてよ……あんなっ、野獣達とは大違い……アァンッ……」
「姫猫はお嬢様だもん。あんな庶民のペニスを咥えたら、病気になっちゃう」
「ぁっ……そこっ……」
あさひを横目に観賞しながら、姫猫も淫らごとに耽っていた。
これだけの時間、結合していて、姫猫の柔らかな喉が甘い声しか上げないのは、まづるの指がそれだけ彼女を労っているからだろう。こうも大切にされていながら、時折、やんごとない令嬢の目が、パートナーを不安げに見る。
「私、美しい?まづる……私って、上流層の人間として、相応しい……わよね?」
「何言ってるの、当たり前じゃない」
「皆、私を畏れてる?私の上には、誰もいない?」
「いるわけないじゃない。姫猫がその気になれば、憲法だって変えられると思う。地獄の神様だって、貴女の前じゃ怖じ気づくよ」
「ァッあん!……そうね、そうね、あああっ…………私、誰にも何も、奪われない、わよね……ッッ──…!」
ここにいるのは三十人でも、おそらく、あさひはこの時点で性器に咥えたペニスだけで百を超える。
膣口の襞が裂けても、男達は苦笑するだけだ。メイドに命じて、ローションを浸したタオルで血を拭わせて、また窪みに肉棒をねじ込む。
やがて姫猫が射精に飽きると、彼女は半裸で鳥籠から足を下ろして、ちょうど石畳に仰向けになっていたあさひの腹を踏みつけた。すべすべとした靴下だけを履いた足が、あさひのぽっこりと張った腹を撫でる。