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秘匿の闇市〜Midnight〜
第6章 欠陥していく彼女
「面白かったわ、あさひ。家畜は、あんな目に遭っても気持ち良さそうに鳴けるのね。貴女の性器、精液や血で汚くてよ」
ひくんっ…………
恥丘をくすぐる姫猫のつま先に弾かれるようにして、あさひの背中が仰け反った。
気持ち良かったの、と、姫猫の侮蔑的な目があさひを見下ろす。
「はい、気持ち良かった、です……有り難うございます、仏野さん」
「穢らわしい!」
ガゴッ…………
姫猫の踵が、あさひの顎を蹴り上げた。
「家畜の分際で、馴れ馴れしい口の利き方はおやめ。姫猫様、と、呼べないの?」
「あっ、申し訳ありまへん……姫猫様……」
呂律が覚束なくなったのは、姫猫の親指が靴下越しに頰を小突いていたからだ。しかし彼女に気にした様子はなく、男達を下がらせた。
メイド達に拘束具を持って来るよう命じた彼女は、鉄製のそれらをあさひの手足に装着していく。
みるみる内に、あさひはオブジェの一つに磔になった。
腕を広げて開脚した格好は、まるで蛙だ。合皮のハーネスににゅっと主張させられた乳房の先端を姫猫が弾くと、褐色の頂がだらしなげに聳り立った。
「良い女体だわ、貴女、本当に好き。家畜にしたいわ」
「姫猫、一億五千万だぞ。この女にそれだけの価値があるか?」
「そんなはした金で慎重になるなんて、お兄様らしくない。とは言え、冗談よ。いざ手に入れたら、私、あさひはすぐに飽きると思うわ」