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秘匿の闇市〜Midnight〜
第2章 肉欲の競り市場
「よし、割れ目を見てやろう。商品の分際で、もし勝手によがっていたら、…………楽しみだ」
「おっ、兄さん、落札希望者さんですね!エロいの見せて下さいよ」
「お客様、ステージへどうぞ」
五十代と見られるその男は、まず二十六番を大木の下まで連れて行き、その大枝に彼女を吊るした。ハーネスが乳房を押し出して、腹や鼠蹊部を締めつけている上体にロープを加えて、腕も後頭部で交差させると、手慣れた具合に縛り上げていく。
そして、男は蜜壺に指を入れた。とろりとした粘液の糸が、男の人差し指と親指を繫ぐ。
男はにやりと口元を歪めた。女の太ももにもロープを巻いて、さっき上体を緊縛したロープのかかった枝に繋いだ。
女は車に敷かれた蛙の格好になり、力ない目を男に向けた。
「ところで、お前は何故、ここにいる」
「付き合っていた彼にお金を貸して……、その内、私の収入では、……あっ、──…足りなくなって……」
「借金か。そいつはどうしている?」
「んっ……はぁっ、ァッ……、電話も、住所も分からなく…………ああぁァンッ……」
ニップルの輪に絞り出された乳首をつねって、男は女の乳房を引っ張って、ぐりぐりと回す。たわわな肉の塊が、たぷたぷと女の肺の近くを暴れて、枝が僅かに葉を揺らす。
「ぁっ……あ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁぁぁ……っ!」
ヒィンッ、と、ひときわ高らかな悲鳴が上がった。
乳首と同じ有り様だった陰核を、男がつまんで爪を立てたのだ。