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秘匿の闇市〜Midnight〜
第7章 救済と矛盾
「はしたないこと。命じてもいないのに、こんなに脚を広げて……。やりやすくて助かるわ、あさひ」
「ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ッッ──…っ!!ヒギィィイイイ"ィ"イ"イ"イ"イ"イ"…………ッッッ」
陰核に向けて垂直に下りた針は、内部にじゅわりと薬を広げて、刺さったまま離れない。目を剥いてかぶりを振るあさひの腹に膝をかけて、佳子が針で、くにくにいじり倒している。
佳子は、あさひにほとんど触れず絶頂させた。
その日を境に、三日に二日の割合で、あさひは佳子の呼び出しを受けた。佳子があさひに三食を禁じて、彼女の排泄物と媚薬のみを胃に収めるよう命じた日もあった。
次第にあさひは、地下での投薬を心待ちにするようになった。
育江の教育を受けていた頃のように、佳子を盲信して、一切の負の感覚や感情を否定する。そうしていると、一時期抱えていた不安や恐怖が消失した。陰核に薬を注がれるのは慣れないが、その先の快楽を思うと恍惚とする。
一ヶ月が経ったある夜、その日もあさひは、佳子の前に全裸で横たわっていた。
彼女の足先の指が乳首をつねって、彼女の握る注射器が、陰核に迫る。あさひは全身を顫わせながら、佳子様……と息を荒げる。