この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘匿の闇市〜Midnight〜
第7章 救済と矛盾

 それから佳子がディルドを持ち出してきた。
 一ヶ月前、あさひに獰猛な玩具を約束した鈴山を思い出す。あの翌週、約束通り鈴山は、あさひに二度目の指名をして、あの時よりひと回りは太い代物を用意していた。

 あさひの目のすぐ先で今、佳子から彩月に渡っていく鮮やかでグロテスクな形状をしたのも、よく似ている。


「膣に電流が入る玩具なんて、腹が破裂するんじゃないかしら。普通の女が楽しめるのか、あさひだと参考になりにくいでしょうけれど、彩月が私を楽しませてくれると期待してるわ」


 佳子がベルトの電流を弱めて、近くの木箱に腰を下ろした。

 傍観を決め込んだ彼女に、彩月が物言いたげな目を向けた。明白な不平不満を見せながら、あさひの内股を押し広げて、溢れる愛液をぴちゃぴちゃと鳴らす。


「何でこんなのに付き合わされないといけないんだよ……」

「ああっ……んっ、んん!」


 早く欲しい。貫いて。

 あさひの頭は、既に獰猛なディルドでいっぱいだ。

 常なら目に触れるだけで甘くときめくはずの顔も、眺めている暇が惜しい。ひと思いに貫かれて、最奥を何度も突かれたい。


 欲望は、一瞬で現実になった。あさひを満たした無機物は、彩月がスイッチを入れた途端、振動を連れて未だかつてない刺戟を散らした。時折、鋭い激痛が腹の内部をほとばしる。あさひは腰を振り乱して、歓声を上げる。

 部屋には、他にも無数のコレクションがあった。

 佳子はより残忍で、よりいかがわしいものを選別しては、彩月に使用を強要する。あさひが疲弊の色を見せると、興奮剤の注射を命じた。
/372ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ