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秘匿の闇市〜Midnight〜
第8章 愛され少女の教育法
* * * * * * *
あさひは、歩き慣れた感じのある屋内に勾引された。下履きを脱いですぐの部屋に入ると、一度手枷を外されて、ジャンパースカートのファスナーの下りていく音が続いた。
黒い布が視界を断った分、耳からの情報には敏感になれた。
近くにいるのは、佳子と美影だ。あさひに触れているのは美影だけで、佳子は彼女に些細な指示を出している。
あさひが身につけていたものは、一つ残らず取り除かれた。彩月はいない。臭覚まで正確性を増したのか、覚えのあるシャンプーの匂いが鼻を掠めても、彼女の髪にまといついていたのとは別物だと嗅ぎ分けられる。
心細さと羞恥に泣きそうになるあさひを嘲笑うようにして、硬く細い棒が乳首をいじった。あさひが小さく身体をよじると、佳子が笑い声を立てた。
それからあさひは、寝台と思しきところに膝と顎をつかされた。後ろ手に拘束を受けていた手首が宙に吊るされていくと、やはり佳子の指示するまま、美影があさひの口にタオルを詰めた。
「あんなに可愛らしい格好をしていたのに、やっぱりあさひはこの格好がよく似合ってる。全裸で……尻を突き出して!使い古したここ、丸見えよ?この半年はどうしていたの。自分でいじったりしたの?ちょうどお客様がいらしてるから、貴女が帰ってきたご褒美に、タダで可愛いがっていただきましょう」
「ん……ふ」
言葉の通り、佳子が部屋に通したのは、小坂夫妻だ。声や会話からもすぐに分かった。
小坂夫人も小坂氏も、あさひを見るなり仰天したらしかった。彼らは幽霊でも見た具合に珍しがって、そして肉を目前にぶら下げられた猛獣よろしく飛びついた。
「あさひちゃん!あさひちゃんじゃない……」
「ひ……ゃうんっ」