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秘匿の闇市〜Midnight〜
第8章 愛され少女の教育法
冬華を落札した橋谷が、その肉体をいじり回して、予算を引き上げてでも彼女を選んだのにも納得がいく。あさひとて彼女の見事な肉体は、記憶の隅から離れなかった。快楽が女を幸福にする。育江にそう仕込まれていた十七歳の少女にとって、それは幸福の象徴でさえあった。
あれから五年が経とうとしている今、あさひは冬華を手に入れる機会を得ている。甘ったるい欲望や、苦しく辛い恋愛感情はないにしても、あさひの破滅願望は、冬華が霧散させるかも知れない。
「ハァッ、はぁ、あさひちゃん……ァッ……アアアッッ……っ!……」
あさひは冬華のショーツを下ろして、ぐしょぐしょに冠水した割れ目に指を沈めた。卑猥な音に目を細めて、あさひは彼女の中を泳ぐ。腹からみぞおちにかけてキスを散らして、指を上下させたり小刻みに動かしたり、彼女がシーツに腰を打ちつけるのを押さえつけんばかりに刺戟を施す。
佳子の館でも、女を抱いたことはある。彼女らは心ゆくまであさひの下で喘ぎ乱れて、そのあと代わりたがることがほとんどだった。
冬華も例に漏れなかった。
外でも中でも気を遣ったあと、今のを参考にして同じことがしたいと言い出した。