この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘匿の闇市〜Midnight〜
第3章 飼育される侍女達
くちゅくちゅ……ちゃぷ……ちゅぷ……
腹を満たしたのは食べたからか、すこぶる淫らな何かなのか、あさひ自身、分からない。
そう、あさひは、あれだけあった朝食を完食していた。
だのに愛撫は絶え間ない。加えて、時折、彩月が臀部に舌を這わせて吸い上げている。
突然、インターホンの音がした。
「お客様でしょうか。見てきます」
「私が行くわ。お友達を呼んでいたの、急なことをして悪いわね」
「でしたら、お茶をお出しします」
それも美影に頼むから、と、言い残した佳子が出て行った。
二、三分と経たない内に、女達の賑わいが近づいてきた。
「あぁんっ!あんっ!あっ……ァンッ、ダメ、そこ、そこはやぁぁっ……」
「どうぞ。いつも同じ部屋で恥ずかしいわ、お茶の部屋、今度までに新調しておこうかしら」
「そんな、謙遜なさらないで良いのよ。早くご自慢のペットを見せて。電話で小松原さんにお値段を聞いた時は、私、腰を抜かすかと思ったわ」
「まぁ稲川様。小松原お姉様ほどの方なら、ペットもそれくらい豪勢でなければ釣り合いませんわ。小松原お姉様、その女、可愛いんですの?」
「あら、何だか声が──…まぁっ」
女の一人が、あさひ達のいる檻を見た。
「この間まで、そこはスクリーンがあったはず……そんなところでお飼いになるの?」
「いくらご自慢だからって、何もリビングに……。あ、瀬尾さん、ご機嫌よう」
「こんにちは、皆様」
「あらまぁ、お世話は彩月さんに任せていらっしゃるの?相変わらず小松原さんは、粋なことを思いつかれるんだから……」