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秘匿の闇市〜Midnight〜
第3章 飼育される侍女達
「それじゃあ、圭。あさひを先に玄関へ行かせておくから、便の処理が終わったら、この子に掃除を教えて頂戴。庭と地下は今度で良いわ。終わったら昼食。貴女のスケジュールは変わらないから、午後はあさひに引き継げるように、なるべく説明はきっちりね」
「承知しました、佳子さん」
可愛らしく頷いて、圭はあさひの今しがた出したばかりの排泄物を持ち去った。
玄関口で圭と落ち合うと、あさひはまず客のよく往来する場所を教えられ、掃除機がけ、雑巾がけを始めた。
「んっ……ん……」
「そう、良い調子だよ。でも、もう少し腕に力を入れた方がしっかり拭けるよ。こうやって膝をしっかり床について、お尻は上げた方がやりやすいかな」
「はい、……──ふァッ……」
今度こそ、あさひは言いようのない感覚に弾かれた。
歩く度に、ショーツのパールが割れ目にこすれて、陰核まで刺戟していた。初め摩擦も起こしていたそこは、次第にぬるぬると滑りやすくなっていき、更に拭き掃除の体勢になると、下着をはみ出た潤みをスカートが撫でて、誰かの目に触れでもしたらと想像力までかき立てられる。
「どうしたの?」
「いえ、何でもありません」
「そう。首輪、苦しいのかと思って心配しちゃった」
無邪気に笑って、圭がひと足先に二階の踊り場の掃除を始めた。
あさひは、引き続き一階広間の床を磨く。
テレビや本で見ていたのとは違う。ここで雇われている女達は、あさひを除けば、服装はすこぶる自由らしい。圭の場合は爪まで抜かりなく飾っているし、洋服もピンクの七部袖セーターにアイボリーのサブリナパンツ、髪には洒落たリボンを飾って、彩月もそうだが、家政婦といった感じがしない。