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秘匿の闇市〜Midnight〜
第3章 飼育される侍女達
西日が赤く燃え上がっていた。
ある夕方、あさひは彩月と秋色の庭を散歩していた。
三階部屋の窓辺には、佳子がいる。ヘッドホンで何か聴いている彼女は、時折、悶えるように小さく顫えて、あさひ達を凝視していた。
あさひの首には、佳子が鍵を握っている首輪が、相変わらず巻かれている。
ハートの金具に今はリードが繋がれていた。一糸まとわぬ姿のあさひは、四つん這いで芝生を歩き、お座りをして、学生アルバイトの家政婦が庭掃除のために出てこようと関係なく、彩月が命じれば尻をついて脚を上げ、両手を肩の辺りでくねらせるという、犬のようなポーズをとった。
彩月のスマートフォンに着信が入ってすぐ、彼女はあさひを植え込みの裏に連れて入った。
佳子に外線が入ったらしい。その間、休憩の許可が出たという。
あさひはベンチに腰を下ろして、厚めのジャケットを羽織らせられる。
「全裸で尻の穴犯すのもアリだったけど、風邪ひいたら使い物にならなくなるし……」
「有り難うございます」