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秘匿の闇市〜Midnight〜
第4章 淫蕩の婦人会







 夜と森に遮蔽された閉塞的な空間に、地獄を呼び寄せるような女の叫びが響いていた。何かが肌を打つ無数の音が、どこか甘やかな叫喚をいっそう引きずり出す。

 丸裸の女はたわわな乳房を揺らしながら、大の字に固定されていた。

 亜子達が女を連行したのは、六畳ほどの小屋だ。風が木々を揺らす音が洩れてくるほど粗末だが、彼女が助けを求めたところで、外は零時過ぎの私有地の森だ。
 乳房がぎりぎり嵌め込めるほどの穴が二つくり抜いてある木の板から、その実りをにゅっと突き出し、褐色の先端を強力なバネのクリップに挟んだ女は、自業自得の断罪を受ける他にない。


チリン……シャラシャラ…………


 亜子は、女の太ももを真っピンクにした竹棒を、今度は乳房に押しつけた。
 樹脂ボールを思い出す。ふにゃふにゃの白い膨らみを棒先でからかったり、撫でたり、太もも同様に打擲したりする度に、クリップを飾る鈴が喘ぐように鳴る。


「ふっ、はぁ……ぁん……アッ!」


 皺だらけのコットンパールを小突くと、女の喉が、ひときわ高らかな声を上げた。

 美影が女の恥丘を覆う茂みを撫でた。彼女の指が割れ目に至ると、くちゅ……と、ナッツともミルクともつかない匂いの出どころが音を立てて、女のくびれたウエストが撓る。
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