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秘匿の闇市〜Midnight〜
第4章 淫蕩の婦人会
「お前には何の権利もない。夜が明けるまで、私達の玩具になるだけだ。それだけでチャラになるなんて、安いものじゃん」
「ァァッ!ああっ……ああぁぁん……っっ」
女が腰を振り出すまでは、早かった。
不法侵入者とは言っても、彼女は佳子に金を出して、好きな場所で露出する許可と、痴態を裁く家政婦達の労力を買った。こうした願望を叶えようとした人物なだけあって、出血がなかったのを差し引いても、処女でないのは予想の範囲内だった。
「もっ、もう……ァンッ……あァァッ!!……」
それにしても、玩具で性器をなぶるのには限界がある。指とは勝手が違う分、内側の状態も把握しにくく、弱い部分も探し当てられない。
可愛いより格好良いと評価されることの方が多い顔立ち、加えて黒髪短髪に長身という亜子の容姿だけで今回の依頼の担当につかされたようなものだが、実際は玩具を使ったのも初めてだ。
美影の方は、滅多に接客しないにしては慣れている。
女を腕にとりこめて、首筋を吸ったり乳房をつねったりしながら、淫らな言葉を耳に注ぎ込んでいる。言葉つきが乱暴なのも、女の所望によるのだろう。
「無様で良い格好だ……玲沙(れいさ)。痴女に相応しい償い方だね。あんたは穴を使うしか見逃してもらえないんだから、こっちもしっかり働くんだ」
「ぁっ……美影さ──…」
名前を呼び合っているところからしても、やはり女は佳子と懇ろらしい。
女が苦しげに呻くと同時に、彼女の肛門にも何か入っていったのが分かった。