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秘匿の闇市〜Midnight〜
第4章 淫蕩の婦人会
快楽を知らない少女なら、きっと朝食どころではない。
今朝のあさひの格好は、尻の部分が透けたテディだ。淡いピンク色の総レースで仕立てられたそれは、肩フリルや背中の編み上げが典型的な少女趣味だが、胸はくり抜かれてあって、従って乳房は丸出しだ。
しかしあさひは、主人とも世話係とも呼べる女に甘えている姿を鑑賞されている意識から、乳首までぷっくり勃てている。
「よく懐いたペットだこと……」
「小松原さん、良いお買い物をされたわね。お値段は、別荘が三つは買えますけれど」
「でも、お世話係が彩月さんだなんて、少し妬けるわ」
「まぁ、奥様は飼われたいタイプのお方なの?」
「まさか。あんなお水みたいな格好は、したくありません。ただ、あんな風に甘えてみたいわ」
数種類の茶葉を飲み比べながら、談笑に花を咲かせる女達。彩月が退室したあとも、彼女らにからかわれたりしている内に、圭があさひを呼びに来た。
キッチンへ行くと、時刻は昼近くになっていた。
日帰りの家政婦らがアラカルトをこしらえている傍らで、あさひは一糸まとわぬ姿になった。
キッチンで何故、全裸になるのか。
あさひは不可解を持て余したまま、彩月と美影に全身をくまなく洗浄されて、アルコールをスプレーしたタオルに拭われていく。