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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第9章 主人の帰宅
洋介との夢のような二日間が終わった。
二晩連続でセックスをしまくった美代子は
とても充実していた。
しかし、日が傾き、
夜が近づくにつれて憂鬱な気分が増しはじめていた。
『もうすぐあの人が帰ってくる…』
美代子は定時に仕事を終えると
急いで帰宅して
洋介との痕跡がないかチェックしてみた。
ベッドのシーツは交換した。
トイレの汚物入れのモノは
レジ袋の使用後のコンドームと
たくさんのティッシュと一緒に出勤途中で
駅のゴミ箱に捨てた…
バスルームも掃除して消臭剤を振り撒いた。
『大丈夫!絶対にバレないわ』
絶対に使いなさいと渡されたディルドも
ちゃんと使用したし
お仕置きされる事などあり得ないと自信に満ちて
有人の帰りを待った。
ほどなくして有人は疲れきった表情で帰宅した。
「あなた、お帰りなさい。
お疲れさまでした…」
不倫したことをバレない自信はあったが
それでも有人の顔を見るとドキドキした。
「あなた、夕飯どうされます?」
すでに時刻は夜の10時を回っていた。
帰宅途中に済ましてきたであろうとは思ったが
念のために尋ねてみた。
「いらない、もう済ませたから…
それよりも出張報告書を作らないといけないから
お前は先に休みなさい」と
有無を言わせぬ態度で書斎に閉じ籠った。