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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第10章 操り人形
美代子と別れてから、洋介は急いで指定されたカフェに向かった。
店内の片隅でコーヒーを飲みながら有人が洋介が来たのを確認すると「やあ」と手をあげた。
これ、例のものです
洋介はSDカードを有人に手渡した。
「ご苦労様、ファーストミッションクリアだね」
嬉しそうに笑って、有人は大事そうにカードを財布の中にしまいこんだ。
「次のミッションは来週の水曜日だ」
水曜日…それは美代子が働くデパートの定休日だった。
「君は有給を取って妻をドライブに連れていくんだ。場所はどこでもいい。そこで妻を裸にさせて撮影してきなさい」
野外の露出撮影と言うことなのか…
もし誰かに見られて通報されれば公然ワイセツ罪で逮捕されてしまう。
しかし、断れば不倫した事を会社にバラされてしまう。
洋介は「わかりました」と答えるしかなかった。
その頃、美代子は先に帰宅して
手鏡でおまんこをチェックしていた。
ヒリヒリすると思ったら
やはり陰唇が赤く腫れていた。
「洋介ったらひどいわ…
なにもマイクでいたぶらなくてもいいじゃない」
ブツブツと独り言を言いながら
陰唇に軟膏を塗った。
『酷くならなければいいんだけれど…』
何よりも、今夜、有人に求められたらどうしようと考えていた。