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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第2章 婚約
「そんなことはないさ
どうでもいいなんて思っちゃあいないよ
ただ、君のプロポーションが良すぎて
何を着ても似合っているんだから
ああ言うしかないじゃないか」
照れ臭いのか
そう言って有人は顔を真っ赤にした。
「まあ…」
なんだか、うまく言いくるめられた気がしないでもなかったが、不思議と美代子は幸せな気分に浸った。
「俺は今日一日、君の見事なプロポーションのドレス姿を見て、ずっと欲情してたんだよ
だからさ…いいだろ?」
美代子が返事をする前に
有人は車のウィンカーを点滅させて
前方に見えるラブホに向かってハンドルを切った。
。。。。。。。。。。。
『どの部屋がいいかしら…』
ルーム選択のパネルを前にして
美代子は悩んだ。
結婚式に新婚旅行と
これからいろいろと資金が必要なので
なるべくリーズナブルな部屋を探した。
「ここがいい、この部屋にしようぜ」
美代子が異議を唱える間もなく
有人はSMルームのボタンを押した。
「ちょっ、ちょっと待ってよ
私、そんな趣味はないんだけど!」
「まあ、いいじゃないか、
見聞を広げたって罰は当たらないよ」
そう言うと有人は
気乗りしない美代子の手をとって
部屋への案内表示に従って
先を急いだ。