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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第4章 新婚旅行
海外旅行に行かない代わりに
温泉旅館を奮発しただけあって
宿の食事は最高だった。
食欲が満たされると
次は性欲がムズムズし始めてくる。
「そろそろ貸し切り風呂の時間だよ」
夫の有人は妻の美代子がムラムラしてくるのを見越して、この時間の貸し切りを予約したのではないかとさえ思えた。
フロントで貸し切り風呂の鍵を受け取り
二人は意気揚々と貸し切り風呂のドアを開けた。
「何だかラブホで脱衣するよりも
何だか照れ臭いね」
そんなことを言いながらも
脱がせてあげるよと有人は美代子の体を抱き締めてきた。
「抱き締めたら脱がせられないわよ」
悪戯っぽく「うふふ」と笑いながら
美代子は有人に身を任せた。
「大丈夫、俺は器用だから…」
そう言って有人は浴衣の帯に手をかけて
スルスルと帯を解いてゆく。
浴衣の前が肌蹴ると
すかさず有人の手が美代子の胸に伸びてくる。
「寒いわ、早く温泉に浸かりましょうよ」
ほっておくと欲情してしまい、
脱衣場でセックスをしかねない有人を制して
温泉に浸かることを催促した。
ショーツを脱いで露天風呂に向かう美代子を
「待ってくれよ」と
有人も急いで脱衣し始めた。
「早くいらっしゃいな」
美代子が振り向くと
有人はパンツを脱ぐところだった。