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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第4章 新婚旅行

「あなたはもっと常識のある人だと思っていたわ」
自分さえ良ければ
後の人の事なんてどうでもいい考えに
美代子はゲンナリしてしまった。

貸し切り風呂で
お互いの体を洗いっこしようという約束も
すっかり忘れてしまい、
一時間の貸し切り時間が迫ってきたので
二人はそそくさと湯槽から上がって体を拭いた。


着衣を済ませて浴場のドアを開けて外に出ると、
ちょうど同じタイミングで隣のドアが開いて
還暦過ぎと思われる熟年カップルが現れた。

『このご夫婦が
隣のお風呂場でセックスをしていたんだわ…』
私たちも初老を迎えても
愛情を深めてセックスが出来る関係でありたいと
美代子は初老の夫婦に向かって会釈をした。

「いいお湯でございましたわよね」
ご婦人が微笑みを返しながら
美代子に挨拶をした。

旦那さまの方はと言うと、
この歳になってもまだセックスをするのかと
そう思われるのが恥ずかしいのか
バーコードの頭まで真っ赤になって
早くその場から立ち去りたいようだった。

「では失礼します」
旦那の気持ちがわかったのか
ご婦人は美代子にお辞儀をすると
「おとうさん、お部屋へ戻りましょう」と
腕を組んで立ち去った。

「素敵なご夫婦だわ…」
あなたもそう思うでしょ?と
同意を求めたが、
「あんな老夫婦がセックスをしていたなんて
考えただけでもゾッとするな」と
苦虫を潰したような顔をした。


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