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第4章 新婚旅行

「嘘よ！録画してるじゃない！」
脇に置かれたビデオカメラのRECランプが、
赤く点灯していることを美代子は気づいていた。

「気にすんな！」
有人は美代子をうつ伏せにさせると
Tバックの細い紐だけで隠され
ほとんど生尻状態のヒップに顔を埋めた。

「お願い！カメラを止めて！！」
兵隊が匍匐前進(ほふくぜんしん)するように
美代子は有人から逃げようとした。

「わからん奴だな！」
有人はそう言うと、解いた浴衣の帯を手にして
美代子の手を縛った。
「なんでこんなことをするの！」
わめく美代子に
「ギャアギャアうるさいんだよ」と
温泉で使った濡れたタオルで
手荒に猿ぐつわをしてきた。

温泉の硫黄臭が鼻腔に忍び込んできた。

「お前が悪いんだぞ
甘く素敵な一夜を記録したいだけなんだ」
有人はカメラが置かれている方向に
美代子の股間を向けさせて
脚をグッと開かせた。

記念すべき初夜だというのに
まるでレイプまがいに抱かれることになろうとは
想像もしていなかった。

だが、有人は興奮しているのか
ビキニバンツの股間は隆々と勃起していた。

「では今から妻のおまんこを
びしょびしょにしたいと思います」
有人が誰にも見せない、
二人だけの記録だと言っておきながら
なぜだか実況を始めた。